ハコヅメ！2

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藤さんの携帯に着信が入ると、Aさんは私物を鞄に入れ始めた。

藤「すいません、急用が入って。これ、私たちの分です。失礼します。」

紺「あの、何か気に障ることでも…。」

川「すいません私たち警察官なんです。」

紺・青・水「「「警察官！？」」」

川「今呼び出しがあって。招集は絶対なんで。すいません！」

『川合ちゃん、いくよー。』

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伊「いや〜無事鎮火してよかったね〜。」

藤「私たち交通整理してましたけど、ハコ長いました？」

伊「いたさ、もちろんいたさ。後方でね、
支援的な動きをしてたさ。
それよりさ、寝てないんじゃない？3人とも。」

藤「私は軽く寝ました。」

『私も問題ないです。』

川「私は寝られませんでした。
合コン続いてる夢見て何だか眠りが浅くて。」

伊「そりゃ残念だったね〜。」

川「ホントですよ、初めての合コンだったのにぃ！」

藤「言ったでしょ、そういう仕事だって。」

川「結局、だからみんな同業者と恋愛したり結婚するんですかね。」

藤「川合、勘違いしないで。
あれは、恋愛じゃなくて責任を取らされてるだけだから。」

川「責任？」

藤「例えば、今、刑事課の牧ちゃんが
他の課の男が内緒で付き合ってたのがバレたとするでしょ。
そしたら間違いなく北条係長が出てきて…
"テメェ、うちの牧高に手出してるみてぇだけど
遊びのわけないよな？責任取れよこら〜！！"ってなる。」

川「こわ…。」

伊「そうやって責任取らされて来た人私たくさん見て来てるよ。」

藤「だから、うちらは日本一やばい組織の女だって自覚を持っといて。」

川「やばい組織の女…ますます普通の女の子に戻れないじゃないですか。」




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