ハコヅメ！4

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藤「それより車上荒らしの報告書かけた？
鑑識さんきちゃうよ。」

川「あっはい！」

源「お疲れっすー。」

伊「あら、源くんだ。どしたの？」

川「あ！もしかして、守護天使の情報入ったんですか？」

源「あぁ…同期に聞きまくったんだけど成果ゼロ…、
ってかあの絵が夢に出てくるって文句言われてるんだけど。」

川「そんなにひどいですか？」

『ただいま戻りましたー…ってあれ？源さんお疲れ様です。
今日はお1人でどうしたんですか？』

源「おう、お疲れさん。
車上荒らしの被害車両の鑑識。」

伊「え〜鑑識さんは？」

源「別の現場で代わりに俺がやることになって。
ってか聖子ちゃん手が空いてんだったら手伝って。」

藤「あぁ、ハコ長いいですか？」

伊「もちろん」

藤「Aもカメラで入って。」

『はぁい。』

川「えっ源さんも鑑識作業できるんですか？」

源「川合、あのね…。」

川「いやいやいやいや！悪い意味じゃなくて、
源さんでも繊細なことできるんだなって。」

源「うん、それ悪い意味だよね！」

藤「うちらこう見えて鑑識検定上級取ってるから。」

川「あれってめっちゃ勉強しないと取れないやつですよね。
藤さんはともかく、源さんは意外っていうか予想外っていうか…
キャラ違いっていうか！」

源「うん、今日川合止まらないね！」

伊「そうだ川合くん。勉強になるから見せてもらおうか。
2人の鑑識作業とやらを。」

川「はい！」

.

.

5人で被害者車両のところへ行き、

私は記録係、加藤さんはカメラ係、

藤さんと源さんは鑑識の服に着替えている。

ハコ長は現場を本当に見守る人に徹するようだ。

源「で？どういう状況だったの？」

川「え〜っと、車の所有者の男性が洗車をした後
スーパーで買い物をしてその時鍵をかけ忘れたようなんです。
で、15分後戻ってきたら車の中に置いていた
ノートパソコンが盗まれていたと。」

源「洗車の後か。じゃあ不幸中の幸いだな。」

川「なんでですか？」

伊「車ってね、被害者や家族の指紋がたくさん残ってるから
犯人の指紋と区別するのが結構大変なのよ。」

源「そうそう、で今回は
犯人と被害者の指紋くらいしか出ない可能性が高いから
まぁ、いい指紋採れるんじゃない？」






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