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源「どう?」
川(町山署のマスコットキャラクター、町山くんTシャツ。
署のイベントの余り物に違いない。)
源「よし、これで聴取行くぞ。」
川(いや、だめでしょ。)
源「川合、これぐらいで俺の警察魂が霞むと思うなよ。」
川(絶対だめだと思う……などと言ってる場合ではない。)
『お騒がせしました。出発します。』
藤「了解。」
『えっ…源さんその服で…』
藤さんに電話をしていた加藤さんが
電話を切る直前に源さんを見て
目を見開き驚いていた。うん、よくわかるその気持ち。
源「似合ってるっしょ。」
『あ…は、はい…。』
加藤さんはその後1度も源さんの方をみることはなかった。
.
.
『ここ…ですね。』
源「うん。」
川「あの、源さん。本当にその格好でいいですか?
どっかで服買った方が。」
源「そんな時間ねぇよ。聖子ちゃんに現着したって連絡。」
川「はい。…こちら現場に到着しました。」
『よし、行きましょう。』
源「よし。」
車を降り、加藤さんと源さんはスタスタと
清水農園の敷地内へ入っていく。
少し中へ入り歩くと、社長らしき人は草木に水を与えていた。
源「お忙しいところすいません、町山警察署の者です。」
清水「警察?」
『以前、村川署の署員がお伺いしたと思うのですが
3年前のひき逃げ事件について調べています。』
源「こちらの会社名義になっている
白い軽トラックの確認をさせていただきたいのですが。」
清「……あれ、何かバレちゃった?」
川(なんか、社長がとんでもないこと言い出した)
『…"バレちゃった"というのは、
どういったことでしょうか?』
清「えっと…。そ、それよりあなたたち、本当に警察の人?」
川「こんな顔ですけど、警察官です。」
源「こんな格好ですけど、警察官です。」
『私だけ特徴ないですけど、警察官です。』
清「はぁ…。」
.
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なこ(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます!山田さんとのやりとりの続き楽しみにしてたので、読めて嬉しかったです!引き続き応援してます!! (2022年10月5日 16時) (レス) @page33 id: 247691cc0f (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - お話とっても素敵で、一気読みしてしまいました…!次の更新も楽しみにしています! (2022年10月1日 11時) (レス) @page32 id: 354ae59861 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 続き待ってます! (2022年9月16日 19時) (レス) @page32 id: b69c396b13 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - 更新楽しみにしてます! (2022年9月5日 17時) (レス) @page32 id: f05da85961 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - この絶妙な更新間隔といい、次が気になる終わりといい見事に感情が振り回されてます。2人の関係がどうなるか楽しみです。 (2022年7月24日 1時) (レス) @page31 id: 6b4a195c64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みい | 作成日時:2022年6月8日 0時