▽ ページ8
.
『だって先輩信じられます？！
ラブホですよラブホ！！ 仕事とはいえ、嫁入り前の娘がラブホに男と入るなんて…！！』
とある日の公務後
川合は町山署の人たちと捜査の打ち上げの焼き肉パーティーを行うとのことだったので、先輩と二人で駅前の居酒屋に飲みに来てた
お酒も入って、かなり出来上がってた私は、数日前川合から言われたラブホでの潜入捜査について、先輩に愚痴っていた
「うん、海月落ち着こうか。ラブホなんて言葉、公衆の面前で大きな声で言うもんじゃない。
皆見てるから」
『そんなっ、公衆の面前で大きな声で言えないようなところに男と二人きりですよっ？！！
落ち着くなんてことできませんよっ！！
うっ、うっ、うっ……』
「はぁ……酔うと泣くタイプなのか……
すみませーん！ お水ください！！」
「はーい、ただいまー！」
「海月、安心しろ。一緒に入ったのは、刑事だ。ただの男じゃない」
「おまたせしましたー…」
「あ、すいません、そこ置いておいてください。
…ほら、水飲め。お前飲み過ぎだ」
『うっ、うっ……』
「あとな、そういう場所は、大抵の人は嫁入り前に入る場所だから」
『なんで先輩がそんなこと知ってるんですかぁ！！
入ったことあるんですかぁ？！』
「常識だよ。お前先輩に何てこと言わせようとしてるんだ。
つかその同期の子はちょっとしか嫌がってなかったんだろ？ じゃあ良いじゃねぇか」
『それはそうなんですけど！！』
「じゃあもう今日は帰るぞ。すいません、お会計お願いします」
「はーい！」
『何でですか、まだ飲めますよ！！』
「あのな、お前その話するの、5回目だからな。
そんなもう記憶もない状態で "まだ飲めます" って言われても説得力ねぇよ。
あ、すいません、細かいのないんで一万円でも良いですか？」
「はい大丈夫です！
お連れさまの分はいかがなさいますか？」
「あ、一緒に会計しちゃってください」
「では、3600円のお釣りとなります！
あの、タクシーお呼びしましょうか……？」
「大丈夫です、引きずって帰るんで。
お前、先輩に奢らせやがるとか良い度胸してんなぁ」
『いやぁ、それほどでもないですよぉ……へへ』
「褒めてねぇから。オラ帰るぞ」
「ありがとうございましたー！」
私は先輩に腕を引きずられながら店を出た
肩が痛い
***
先輩の名前がまだ決まってない件について
もし何か良い名前があればコメントしてください！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 914人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
綾木 麗(プロフ) - ありがとうございます！😭😭めちゃくちゃ嬉しいです！！更新頻度低いですが、頑張ります！ (2021年11月23日 19時) (
レス) id: 5a575a9999 (このIDを非表示/違反報告)
あ - はじめまして！とても面白いです☺️続きが楽しみです！更新待ってます！ (2021年11月22日 7時) (レス) @page23 id: 945ef7e5c1 (このIDを非表示/違反報告)
綾木 麗(プロフ) - いちさん» ええええーーありがとうございますーーーコメントが何より励みになります！！めちゃくちゃ嬉しい…… (2021年9月30日 6時) (レス) id: 5a575a9999 (このIDを非表示/違反報告)
いち - いつもこのお話楽しく読ませていただいてます😊ほんとに素敵な作品です泣 (2021年9月29日 22時) (レス) @page22 id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
綾木 麗(プロフ) - ずぃこかさん» すごく嬉しいです！ ありがとうございます！ ちょっと私も先輩のことかっこよく書きすぎたなと思ってます笑 更新頑張ります！！ (2021年9月12日 19時) (レス) id: 5a575a9999 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：綾木 麗 | 作成日時：2021年8月19日 13時
