【ハコヅメ】同期しか勝たん

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例によってものすんごい短い睡眠時間のあと、今日の夜くらげちゃんと話せることだけをモチベに仕事を頑張ろうと思っていた


それなのに……！



「班長から指示が出た。
我々は特捜が集めてきた情報の整理を担当する。

それに伴い、川立署からのヘルプも打ち切りとなった」


「なっ……！？」


「川立署の二人には、俺の方から伝えておく」


「いや、でも係長、情報整理でも、人手は必要っすよ！
ヘルプを打ち切る必要はないんじゃないすか」


「人手が足りないことは、俺だって十分分かっている。
だが、これも班長の指示なんだ」


「そんな…………」


「各々、大変だろうが、持ち場について仕事を始めてくれ」


「「「はい！」」」


「山田……」



俺が項垂れていると、源先輩から肩をぽんぽんと叩かれる



「……源先輩」


「…残念だったな」


「………………なんでちょっと嬉しそうなんすか」


「嬉しいわけねぇだろぉ、ペアっ子がこんなに落ち込んでるのに」


「目キラッキラしてますけど」


「気のせいだよ。
さぁさ、仕事だ仕事」


「……はい」



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