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「うんうん。ほんなら早速仕事や。
大先生はな、大量の書類をほっぽいてここにおる。
書類が終わらんと俺が寝れん。
頭の良いAなら、俺の言いたい事分かるな？」
「鬱殿を捕まえて書類をやってもらえば良いんですね！」
「ぴんぽーん」
にやり、と形容するのが正しいだろう笑みを浮かべて、今まさにバレないようにそっと退室しようとした鬱を指差す。
良い子の返事で正解を導いたAをよしよしと撫でてやって、脱兎の如く逃げ出した鬱を追うようゴーサインを出すと、まさに風のような速さで追いかけていった。
それを見送ったコネシマは感嘆の声を上げる。
「おぉ、すげぇな」
「ほんまに。
ゾムと手合わせしとるせいでさらに動きが速なってるんよな」
「アッハッハッハッハ！もう猟犬やん！」
A！ちょお待って待って待って待ってぎゃあああ！
遠くの方で鬱の叫び声が聞こえて、トントンとコネシマは顔を見合わせて笑った。
その日から、各所でAの捕縛劇が繰り広げられることとなる。
初めのうちは主に鬱が捕縛のち連行されていたが、日が経つにつれそこにグルッペンも加わるようになった。
Aに捕まる事、それ即ちトントンのお説教が待っているため自然と脱走回数が減っている。
こうして、トントンの安眠は守られることとなった。
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ハコ(プロフ) - 弥生夏さん» コメントありがとうございます。こういったタイプの主人公くんを動かすのは初めてなので、とても嬉しいです。ゆっくり更新になりますが、気長にお待ちいただけると幸いです。 (2020年6月28日 0時) (
レス) id: ad61983e44 (このIDを非表示/違反報告)
弥生夏(プロフ) - かっわいい！高評価あと50回くらい押したい！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年6月26日 7時) (レス) id: 2f1398aac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハコ | 作成日時：2020年6月20日 0時
