# ペチカ Jesse ページ30
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仕事の帰り道、「俺もスーパー行く！」という
彼氏からのLINEを確認して、マスクの下の頬が緩む。
いつも通っているスーパーの前に着くと、
入口のところに大好きな彼の姿が見えた。
「 Aっ！」
『 待っててくれてありがと 』
「 んふふ、いえいえ 」
カートは、押したがるジェシーに任せて
カゴの中にほいほいとお肉やら野菜やらを入れていく。
自分用としてカゴの中に入れたお菓子が
即座に棚に戻されたりしたことはあったけど
無事、数日分の食材は買えたっぽい！
「 俺持つよ 」
『 いいよ、半分こしよ 』
今日はいっぱい買ったのかレジ袋が2つに。
どっちも持とうとするジェシーを何とか説得して
1つはジェシー、もう1つは私が持つことになった。
「 じゃあ、寂しいからこっちの手 繋いでいい？」
『 ふはは、いいよ 繋ご 』
あいていた手をジェシーの大きい右手と重ねて
恋人繋ぎにしてから、歩き出した。
「 わぁ、見て見て、落ち葉 」
『 ふふふ 綺麗だね 』
「 なんか絨毯みたい 」
「 うちにも落ち葉の絨毯敷こうよ 」
『 トトロのおうちみたいになるよ 笑 』
「 えっ、トトロって家あんの......？」
季節は冬。
道端には落ち葉の海ができていたりして
ジェシーは楽しそうにその上を歩いてる。
近くにどんぐりの木があるのか
落ち葉の中にどんぐりもチラホラ見える。
「 どんぐりだー！」って嬉しそうにしてるジェシーは
なんだか小学生みたいで可愛い。
「 あぁ、落ち葉終わっちゃった 」
しばらくして、並木道を抜けたら大きな通りに出た。
正面のビルの間には真っ赤な夕日が沈んでいて
思わず その眩しさに目を細めてしまう。
「 夕日、きれいね 」
『 ね、冬って感じ 』
さっきまでのウキウキジェシーから一転
心ここに在らずな状態で歩きながら
ぽーっと夕日を眺めているジェシー。
10m進むごとに「きれい...」なんて呟いてる。
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ルな(プロフ) - 明けましておめでとうございます！投稿されるたびに毎日見てるのですが話の雰囲気(？)がすごく好きでして💧今年も頑張ってください！笑 そしていい年にしてくださいね🍊 (2023年1月1日 9時) (
レス) @page35 id: 5a3c9dd92a (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち - とっても面白いです。仕事とかでミスったりしてしまうと落ち込んじゃって泣きたくなるけど、周りのみんなが助けあってくれるのがいいよね。元彼の件は…うん、別れて正解だね。 (2022年10月4日 1時) (レス) @page9 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アンスリウム | 作者ホームページ：http:/http://uranai.nosv.org/u.php/novel/kanako13111/?p=%B2%DA%BA%DA%BB%D2&&...
作成日時：2022年10月2日 0時
