【短編集】Imitation

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ちょっと、待って、無理、しんどい、、


嫁が嫁のコスプレしてる。


いや、たしかに佐久間は昔言いました。

「 嫁と現実世界の女の子のタイプは違う 」と。

もしかしたら コスプレもしないでとか言ったかも。


しかし、今 佐久間は 心底後悔しています。

昔の佐久間の発言を撤回したい......したすぎる......！











『 でも、だって リアクションないし...... 』


「 脳がキャパオーバーなだけ 」

「 今喋りだしたら止まんないから自制してる 」


『 さっくん どこ見てるの......？』


「 花瓶 」

「 今 Aのこと直視したらダメな気がして 」












自分を抑える為にも 玄関の花瓶を見つめてる。

多分今 目バッキバキだと思うよ 佐久間www


花瓶を見つめる目でさえバッキバキなんだぜ？

これでA見たら、どうなっちゃうのって話......











『 えぇ、ちゃんとメイクとかもやったし 』

『 コスチュームもめっちゃ凝ってるやつだよ？』


『 ちゃんと見てほしいな...... 』










その言葉でなにかがプツンと切れた気がした。











『 あっ！やっとこっち見た〜！』

『 って、えっ さっくん！？』


「 ベッド行くよ 」


『 ちょっと、まだ昼だよ！？』


「 今日佐久間さん 3時起きだから 」

「 もう起きてから結構時間経ってるから 」

「 時間とか関係ない 」












嫁のコスプレをする嫁。


直視したらやっぱり最高の極みで、

自制なんて無理無理！！到底無理よ！！



Aを山賊抱きして寝室へと向かう。


バタバタ暴れてますけど、もうムダよ？w

しかも煽ってきたのそっちだしwww


今日は一日ベッドの上コースかもね！！



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(佐久間さん、祝 30歳！！！)

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