【短編集】Imitation (ページ35)

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# Call my name!! Ryohei Abe ページ35

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(阿部さん side)

「ねえねえ！」

『んー？』

「 1回さ、亮平って呼んでみてよ！」

『なぁんでよ、』

「だって、俺ら恋人じゃん？」

恋人なんだから、下の名前で呼ばれたい！

いつも「阿部ちゃん」「あべべ」って

あべあべあべあべ、あべばっかり！！

こう見えても俺、Aの彼氏なんだけどな...！

『長い間阿部ちゃんだったし、今更変えられないよ』

「俺は Aちゃんから Aに変えたよ？」

『じゃあ......その理論でいくと阿部か...... 』

「俺、下の名前阿部じゃないんですけど」

亮平！ R Y O H E I ！りょうへいだよ！

リピートアフターミー！と促しても

Aは『やーだね！』と中々言ってくれない。

こんな子英語の授業にいたら成績1だよ？

「じゃあ亮くんでもいいから... 」

『りょうくんはもう知り合いにいるもん』

『被っちゃうのはよろしくない』

「そんなの決まってないじゃんか...... 」

Aのことだから照れてるだけなんだろうけど

ここまで名前呼びを拒まれると、俺も凹む。

『まあいつか気が向いたら呼ぶよ』

「絶対来ないじゃん、そのいつか」

『 ......私が亮平に嘘ついたことあった？』

「ない」

「うん？ん？あれっ、え？いま、ちょっと」

『ん〜？』

「今サラッと亮平って...... 」

「えぇ！もう1回！もう1回言って！」

『もうおしまい〜』

「なんでよ〜！」

俺の彼女、俺よりキュンキュンさせるの上手じゃん。

これだから、Aはやめられないよな......

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(終わり方雑で申し訳)