# キブンなの Koji Mukai ページ23
.
.
「 なあなあ A 」
『 ん?』
「 眠くない?」
『 まだ眠くないかなぁ 』
「 んぇ〜 寝ようよ〜 」
ダメ?と後ろからぎゅーっとしてくる悪魔ちゃん。
出ました。
夜の悪魔ちゃんこと向井康二さん。
この子が来たら、溜めてたドラマ観よ〜!とか
一人でゆっくり読書〜!なんてできない。
いつもより甘々な声でお喋りしたり
お腹に回してきた手を服の中にそっと忍ばせてきたり
私の肩にほっぺやらおでこやらをスリスリしたり......
『 康二くんはズルいなぁ 』
「 なにがぁ 」
『 私がその甘えたに弱いの知ってるでしょ 』
「 知らんもん...... 」
分かりやすくほっぺをぷく〜っとさせて拗ねてる。
それに、話を逸らすように ホンマにアカンの?って
うるうるな瞳で見つめてきちゃってさ。
これは、確信犯だよな?
『 わかりました、私の負けです 』
『 先ベッド行って待ってて 』
「 前それで30分待たされた...... 」
『 今日は大丈夫!』
「 いやや、一緒に行きたい 」
私のパジャマの裾をクイッと引っ張って
一緒がいいの、と か細い声で訴えている。
ママと離れたくない!って駄々こねる子どもみたい。
こういうところが なんやかんや愛おしいんだけどね。
『 じゃあ、はい!おてて繋いで!』
「 ん!」
『 ベッド行くよー!』
「 んふふ、ありがと 」
ふにゃんと笑って 指を絡ませてくる康二くん。
そのまま肩と肩がぶつかるくらいまで幅寄せしてきて
「ありがとう、ほんまに大好き」って
私にギリギリ聞こえるくらいの声で言ってくれた。
いつもハキハキ喋ってる康二くんの
こんな姿が見られるのが嬉しかったりもするのよね。
.
397人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
深澤りん(プロフ) - 深澤担なのですっごい嬉しいです! (2022年5月6日 22時) (レス) @page34 id: 214e1122e7 (このIDを非表示/違反報告)
五臓六腑もみあげホームラン(プロフ) - フッカカッコイイ (2022年3月26日 14時) (レス) @page20 id: 214e1122e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アンスリウム | 作成日時:2022年3月7日 0時