表情 ページ8
ギュっと目をつぶりながら、そう叫んで身体全体に力をいれた
すると大野さんの笑い声がして、自分から離れていくのがわかった
大野「ぷっ…あははは…もう…なんだ！やっぱりどうでもいいとか言ってんの嘘じゃん」
A「お…大野さんが、いきなりあんな事するから…だからで」
大野「でも、自分の心ん中にいるのがどっちか分かったんじゃねぇのw」
涙を浮かべながら笑う大野さんから目をそらす
大野「ほら行くよ…章ちゃんはバカだからさ、きっと待ってると思うし」
優しくいつもの様にふにゃっと笑って、私の頭を撫でてくれた
A「でも…」
大野「あのさAちゃん…頭と心って似てる様で、おいらちげぇと思うんだ？」
少し上を向きながらそう呟き、それから眉をさげて俯いた
大野「だから…いくら頭でこうしようとか、あ〜した方がとか、コレはいけないんだって考えても、気持ちっていうか…心がついていかないことってあるでしょ？」
どこか大野さんは苦しそうで、何て声をかけていいのかわからなくなる
大野「だから…いま必要な存在っていうか、側にいて欲しいのは章ちゃん…いま好きなのは、章ちゃん…それで選ぶ理由として充分じゃねぇの？」
そして優しく私をまっすぐ見て、笑いかけてくれた
大野「ヤスん事をずっと好きだったみたいだし、だから抱かれた時嬉しかったし、拒めなかっただけでしょ？初めてが誰だとか言ったら、章ちゃんだって彩芽と…」
そう言いかけてから口をつぐんだ
A「彩芽…？」
大野「まぁ、とにかく…いかねぇとAちゃん一生後悔すると思うよ？章ちゃんの隣りに、他の女がいてもいいの？」
私の顔に近づいて真剣に聞いてきた
章ちゃんの優しい笑顔にムスっとした顔
イタズラっ子の様な顔で舌をだす顔
艶やかな顔、口角をあげて意地悪に笑う顔
そして…照れて真っ赤になって口元を抑えるしぐさ
色々な思い出と共に、頭の中に章ちゃんの表情が巡る
そして、たまたま『派遣彼氏』の仕事中の章ちゃんを町中で見かけた出来事が蘇った
章ちゃんが笑いかけ、他の人にキスをしたり、優しく見つめて触れるのを想像する
そして…関西弁で優しく愛を囁き
その人と…
大野「ねぇー、それでいいの？いいんだねっ？」
大野さんの大声で現実に引き戻された
A「嫌です…っ…そんなの…嫌だ」
大野「じゃあ、行こう？」
大野さんが窓をあけ、すぐそこで待機している磯崎さんに声をかけた
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こじゅMAMA(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。一気読みありがとうございます。満足していただけましたか？はい。おまけ更新なかなか出来ずすいません。コメ返し遅くなりごめんなさい！頑張りますね (2015年8月19日 10時) (
レス) id: b73d3e34d3 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 一気に読んじゃいました(＾ω＾)おまけの更新お待ちしてます☆ (2015年7月2日 9時) (レス) id: 5d2360f5c7 (このIDを非表示/違反報告)
こじゅMAMA(プロフ) - まぁ〜さん» まきちん名前かえたんだね( ´ ▽ ` )章ちゃん派になったのかな？やり取りよかった！？よかったです！！これからも宜しくお願いします( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年6月7日 22時) (レス) id: b73d3e34d3 (このIDを非表示/違反報告)
こじゅMAMA(プロフ) - ニコラさん» 久々のおまけ更新お待たせいたしました( ´ ▽ ` )ﾉ好きな作品になれてる事が嬉しいです！ドキドキデートできる様に努力しますね！コメありがとうございました！！ (2015年6月7日 22時) (レス) id: b73d3e34d3 (このIDを非表示/違反報告)
こじゅMAMA(プロフ) - ごまさん» 章ちゃんとともに素敵な夢を過ごして下さいな( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年6月7日 22時) (レス) id: b73d3e34d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こじゅMAMA
x他2人 | 作成日時：2014年8月15日 16時
