おまけ18 ページ35
「それではこっち向いて下さい。んー。もっと寄り添って」
次に来たのは、こちらも西洋の館のつくりになっている写真館
赤い絨毯に螺旋階段。猫足の素敵な家具がならび、綺麗にキラキラひかるシャンデリアの華やかな空間
綺麗なピアノの音が心地よく流れ、舞踏会にでも行く様な素敵なドレスに身を包む私。そして隣にはどこかの王子様ではないかと思う姿の章ちゃんがいる
言われたとおりに、私に静かに近づく章ちゃんの横顔と真っ直ぐ前を向く眼差しに、私はいつも以上にドキドキさせられていた
「あー。いいですね！彼女さんもリラックスして、右に顔を傾けていただけますか？あと、腕を後ろに引いてください。あっそうです。はいっっ」
最初は慣れないこの空間に、多少なりとも恥ずかしさがあったのに、カメラマンの明るい声にのせられ、いつの間にか緊張はほぐれていった
次々になるシャッター音が、不思議と気持ち良ささえ感じだす
芸能人の撮影って、こんな感じなのかな？
照明の熱さからか、汗がじんわりしはじめ、その度にメイクさんが近寄りポンポンとおさえてなおしてくれた
でも、まさかこんな所で、こんな風に写真を撮りにくるなんて思わなかったな
章『ここで写真撮らへん？』
A『うん！いいよ』
写真館だなんて思わなくて、建物をバックに写真撮ろうと思って携帯出そうとしたら、まさか章ちゃんが建物の中に入ってくんだもん
それから互いの着るものを選んで着替えたり、メイクをしてもらっていまにいたる
でも、なかなかこんな機会はないから嬉しいのが本音
昔そういえば、京都で舞妓さんの格好をして、ミヤと写真撮ったり散歩した事あったっけ？
そんな事を思い出していると、急に章ちゃんが私の手を軽くとり、ひざまずいたかと思うと、私の顔を真剣な顔でみつめてきた
章「Aは分からないかも知れへんけどさ、Aは俺の全てやから…正直これから忙しくて、心配させる事、山ほどあるかもしれへん。でも俺の愛を疑わず、信じてついてきてほしい…」
そう言うと、章ちゃんは私の薬指に優しく指輪を通してくれた
章「いますぐにやないけど…俺が医者になったらにはなるけどさ…これからもずっと、俺の隣で笑っててもらえますか？」
それって…
いや、これって……
そんなの答えはひとつだよ…
A「…はい」
私の目からはいつの間にか涙が溢れ、目の前の章ちゃんが滲んでみえた。章ちゃんは立ち上がり、私を強く抱きしめた
続く (更新停止中)
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こじゅMAMA(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。一気読みありがとうございます。満足していただけましたか？はい。おまけ更新なかなか出来ずすいません。コメ返し遅くなりごめんなさい！頑張りますね (2015年8月19日 10時) (
レス) id: b73d3e34d3 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 一気に読んじゃいました(＾ω＾)おまけの更新お待ちしてます☆ (2015年7月2日 9時) (レス) id: 5d2360f5c7 (このIDを非表示/違反報告)
こじゅMAMA(プロフ) - まぁ〜さん» まきちん名前かえたんだね( ´ ▽ ` )章ちゃん派になったのかな？やり取りよかった！？よかったです！！これからも宜しくお願いします( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年6月7日 22時) (レス) id: b73d3e34d3 (このIDを非表示/違反報告)
こじゅMAMA(プロフ) - ニコラさん» 久々のおまけ更新お待たせいたしました( ´ ▽ ` )ﾉ好きな作品になれてる事が嬉しいです！ドキドキデートできる様に努力しますね！コメありがとうございました！！ (2015年6月7日 22時) (レス) id: b73d3e34d3 (このIDを非表示/違反報告)
こじゅMAMA(プロフ) - ごまさん» 章ちゃんとともに素敵な夢を過ごして下さいな( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年6月7日 22時) (レス) id: b73d3e34d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こじゅMAMA
x他2人 | 作成日時：2014年8月15日 16時
