もしかして ページ11
『ヤスでええよ!ボクもAって呼ぶから』
何度も自分の頭の中で、その言葉がくり返される
そして、カレーを隣りで美味しそうに食べているヤス君をみて、昨日の章ちゃんとの出来事を思い出した
もしかして…やっぱり章ちゃんってヤス君で、口止めみたいな感じで、私に近寄ってきたのかも…
いくら混んでたとはいえ、自分の存在や声をかけられた事に違和感を覚えた
知っててくれて、声をかけてきたのはとても嬉しいんだケド…
やっぱり私はネガティブ思考
私は、ヤス君の耳に近より誰にも聞こえないように喋った
「ヤス君安心して!私…誰にも昨日の話してないから」
「へっ?急に言われても分からへんねんケド?何の話してんの〜??」
ヤス君は、きょとんとした顔をして私を見つめてきた
もしかして、やっぱり別人なの!?
「ごめん!勘違いだったみたい!気にしないで」
「何〜?気になるやん?」
口を尖らせながら、斜め下から覗くように私を見る
心臓が壊れそうなくらいに暴れ出す
「本当に…何でもないよ!え〜と」
まさか昨日あなたのソックリさんが家に『派遣彼氏』として来たんだー!なんて言えない私は、焦りポケットの物を取り出しヤス君に渡した
「コレあげる!」
取り出したのは、さっきヤス君がくれたサクマのいちごみるく
「これメッチャすきやねんって、ボクがあげたもんやん」
あはは…ですよね…何やってんだ私は…
「あはは。Aって面白いな〜。ほな、ボクもう行くわ!またサークルで会おうな?」
ヤス君は笑いながら、サクマのいちごみるくをテーブルに置いて、去って行ってしまった
ヤス君と喋っちゃった…しばらくの間、私は放心状態だった
隣りに座ろうとしている人の気配を感じて、慌ててそれをポケットにしまった
そして、私も立ちあがりその場から去った
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こじゅMAMA(プロフ) - ごまさん» これを読みはじめたんだね( ´ ▽ ` )ノキュンポイントたくさんあるんで、ゆっくり読んでくださいな♪大ちゃんね〜( ´ ▽ ` )んふふ (2015年5月23日 8時) (レス) id: b73d3e34d3 (このIDを非表示/違反報告)
ごま(プロフ) - このお話はきゅんきゅんのドキドキしまくりだね〜大ちゃんが気になる〜 (2015年5月23日 7時) (携帯から) (レス) id: 344819ba3c (このIDを非表示/違反報告)
こじゅMAMA(プロフ) - 九頭竜京摩さん» 誉め殺しwありがとうございます!素直に嬉しいです!( ´ ▽ ` )ノ文を書くコツ…何でしょうね?私は、流れを決めて書く様にしてますかね?あとそのキャラクターになりきり、気持ちを作ります。それを文字に書き起こす感じですかね?あと甘い物を食べますかね? (2014年8月13日 22時) (レス) id: b73d3e34d3 (このIDを非表示/違反報告)
こじゅMAMA(プロフ) - ころ汰さん» 返信遅くなりました!部活のお友達とですかwそれはありがとうございます!( ´ ▽ ` )ノお友達の紹介だったんですね!いいお友達だ!どうもありがとうと伝えといて下さい(⌒▽⌒)もう最終章に入ってますので、頑張ります!応援ありがとうございます (2014年8月13日 22時) (レス) id: b73d3e34d3 (このIDを非表示/違反報告)
九頭竜京摩 - 派遣彼氏とても面白かったですっっ。こんなに面白い文が書けるなんてめちゃくちゃそんけーしますっ文を書くコツとかありますか? (2014年7月21日 16時) (レス) id: 2ac2c44c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こじゅMAMA | 作成日時:2013年11月24日 18時