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優しい嘘 ページ9

夜蛾「それは語弊がある。
だがその力に無知のまま生きてけば
また今回のようなことになりかねない。
それに、この力を呪詛師に認知されたら
悪用されて最悪な事態になる。」

A「…ほう」

とりあえず、理解しているような顔だけしておこう。
全く意味がわからないけど。

悟「まぁ…それはそうかもしんないけど…
呪詛師はAに近づけないんじゃね?」

夜蛾「今のAには近づける。
君の中には、特級呪霊である…」

傑「先生…今日はその辺にしといてよ。」

A「傑くん…!」

少し顔色の悪い傑君が部屋に入ってきた。
やっぱり、私のせいで無理をさせてしまったのかな…

悟「頭がパンクしそうだってさー」

夜蛾「まぁいい…
とにかく今日は、ここで休んでいけ。」

A「お気遣いありがたいんですけど
弟がお腹を空かせて待っているので…行かなくちゃ」

夜蛾「弟なら心配ない。
君の家庭の事情も調べてある。
勝手ながら、ここに連れてこさせてもらった。」

A「え!?」

悟「俺らの後輩と遊んでるよ」

傑「楽しそうにしてたから、心配ない。
ご飯も済ませてある。」

悟「凛も、家に帰しておいた。」

A「もう何が何だか…
でも、凛…せっかく楽しみにしてたのに
悪いことしちゃったな」

悟「今度リベンジしよーぜ」

A「うん…」

そう言って悟君は部屋を後にした。
その後を追うように先生も出ていってしまい
傑君と2人きりになった。

A「ごめんね傑君…私、何も知らないで…」

傑「謝らないでくれ…悪いのは私達だ。
君を騙すような事になって申し訳ない。」

A「ううん…騙されたなんて思ってない。」

傑「本当にすまなかった。
君を守りたいだけなのに…」

ものすごく悔しそうな顔でボソッとそう言った。
やっぱり…変な感じがする。
なんで初めて会う私に
こんなに一生懸命なんだろう…

A「…傑君。私達
どこかで会ったことがある?」

傑「……?」

すごく驚いた顔をする傑君。
どっちの顔だろう…
隠していたことがバレたと言う顔なのか
何言ってんだコイツって顔なのか…

A「…そうなんでしょ?」

父親が死んでから、私の気持ちは不安定で
記憶がぐちゃぐちゃになったり
抜けていたりする。
その曖昧な記憶の中に…きっと傑君がいるはず。

傑「えっと……ごめん。」

A「え??」

傑「君と会うのは
今日が初めてだと思うけど…
どっかで会ってたのかな?」

ポカンとした顔をする傑君。

後者だったー!!
何言ってんだコイツの顔だったー!!!

優しい嘘→←穢れなき人



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(プロフ) - 特級が特急になっててとても速そうな呪霊になってます。 (10月28日 16時) (レス) @page9 id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱ - 硝子が梢子になってます。 (10月13日 5時) (レス) id: 1862bc29bb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めるるさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 紫月ととさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
紫月とと - オリフラ立っちゃってます🙇‍♂️ (10月11日 18時) (レス) id: 825ca3aced (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年9月28日 11時

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