検索窓
今日:162 hit、昨日:209 hit、合計:17,168 hit

護衛 ページ47

今日は色々とありすぎた。
未だに頬と首に感触が残ってる…
経験不足の私には
刺激が強すぎたんだ。

A「……。」

寝れない…
甚爾さんの顔が頭から離れない。
あの時の苦しそうに微笑んだ笑顔と
あの匂い…

A「あーーーもう!」

私は布団を被り、目を閉じた。
でもいくら視界を閉ざしても
頭の中に浮かんでくる…バカだ私は。

A「……?」

知ってる匂いがする。
甚爾さんとは違ういい匂い。誰だっけ…

悟「寝れねーの?」

A「…!!?」

被っていた布団を勝手に捲られ
そこには、サングラスを外した悟くんがいた。
私は慌てて起き上がり
驚きで声も出なかった。

A「な、なに!?」

悟「人を不審者みたいな扱いすんなよー。
眠れないから、遊びに来ただけじゃん」

A「不審者だわ!!傑君は?」

悟「傑は一瞬で寝やがった。
だからつまんねーの」

A「つまんねーのじゃなくて、寝るの!」

悟「Aだって、眠れないんだろ?」

A「今、眠れるところだったし!」

悟「嘘つけー。
どうせあのおっさんの事で
頭いっぱいだったんだろ」

A「そ、そんなわけないでしょ!!」

私は図星を疲れて目を逸らした。
やっぱりデリカシーないなこの男!

悟「まぁいいじゃん!寝れない同士。」

A「全く…悟君はなんで寝れないの?」

悟「今日高専で昼寝したからかなー」

A「へぇ…」

悟君は、そっぽを向きながらそう言った。
大体こういう時の悟君は、嘘をついてる。

それに、私を助けてくれたあの時からずっと
術式を解いていない。
相当疲労が溜まってるはず。

悟「ま、そーゆーことだから
さっさと寝ろよ。明日起きれなくなるぞー」

A「いやいや
気になって寝れるわけないでしょ!」

悟「ん?安心しろって。
俺はあいつと違って、襲ったりしねーから」

A「は!?…そーじゃなくて!!」

悟「そーじゃなくて?」

わかってるよ…
元々悟君は私に女として興味ないし
そもそも魅力もない。
甚爾さんも、私を利用したいだけ。
そんなことわかってるのに…
いざはっきり言われると、ムカつく!!!
男に襲われて怖がってた女の子に言う
セリフとは思えないわ!

A「もういい!知らない!寝る!!」

悟「…お、おやすみ」

私は後ろを向いて、目を瞑った。
私だって悟君なんか興味もないし
恋愛自体するつもりもない!
ただ、初めてのことに動揺してるだけなんだ。

護衛→←護衛



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 特級が特急になっててとても速そうな呪霊になってます。 (10月28日 16時) (レス) @page9 id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱ - 硝子が梢子になってます。 (10月13日 5時) (レス) id: 1862bc29bb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めるるさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 紫月ととさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
紫月とと - オリフラ立っちゃってます🙇‍♂️ (10月11日 18時) (レス) id: 825ca3aced (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2023年9月28日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。