護衛 ページ46
この子は
私と違って呪力を持っている。
それに、不思議な力も使える。
これも母さんと関係があるの…?それとも…
悟「おじゃましまーす」
傑「悟。インターホンくらい押せ…」
悟「いいじゃん。俺らの仲だし!」
A「え?」
玄関から、聞き馴染みのある声が聞こえてきた。
なんでこんな時間に…
A「ちょっと!?何してるの!?」
私は急いで玄関に向かうと
いつもの2人が当たり前のように家に上がっていた。
悟「何って、さっき先生に言われたっしょ?
護衛だよ護衛」
傑「夜が1番危険だからねー」
A「そうは言っても…先生からの指示なの?」
悟「いや??」
傑「夜は、私の呪霊に
見張らせるように言われている」
A「は!?じゃあなんで…」
悟「念の為!傑の呪霊だけじゃ、心配だもんな?」
傑「念のためね。」
A「それはありがたいけど…
布団も何も無いよ?」
悟「大丈夫〜!持参したから!」
傑「しばらく、お世話になるよ!」
A「はぁ!?そんな急な…」
悟君と傑君の手元を見ると
2人とも大きな荷物を持っていた。
本当にここに居座るつもりなの…?
悟「A。」
A「な、何…」
悟君はものすごい真剣な顔で
急に見つめてきた。
悟「腹減った」
A「は?」
傑「私達、ご飯まだなんだ」
A「……で?」
悟・傑「作って〜」
A「ふざけるなー!
何時だと思ってるの!!」
悟「俺達が守ってやるんだからさ!
ご飯くらいいいだろー」
A「図々しいなぁ…
100歩譲ってご飯は良くても
住み着かれるのは困る…」
傑「聞き捨てならないなぁー。
君のためを思っての行動なのに」
A「あのねぇ……もういいや。
黙ってそこに座ってて!」
ガミガミ言うのが面倒になった私は
2人にそう言い
家にあったものでチャーハンを作って出した。
悟「ん!?何これうまー!!」
傑「本当だ!味付け完璧じゃないか!」
A「あ、ありがと…」
すごく美味しそうに食べてくれる2人を見ると
作って良かったと思える。
怒る気も失せたから
今日はリビングで布団を敷いて寝てもらおう…
A「食べたら歯磨きして
ここで寝てください。」
悟「ほーい」
傑「悪いねA」
A「じゃあ、私は先に寝るからね。」
悟・傑「おやすみ〜」
そう言って、私は自分の部屋に戻った。
この前は、酔い潰れて
それどころではなかったから
気にしていなかったけど、今回は別だ…
自分の家に男の人がいると思うと、ソワソワする。
A「…はぁ」
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鈴(プロフ) - 特級が特急になっててとても速そうな呪霊になってます。 (10月28日 16時) (レス) @page9 id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱ - 硝子が梢子になってます。 (10月13日 5時) (レス) id: 1862bc29bb (このIDを非表示/違反報告)
音(プロフ) - めるるさん» 教えていただきありがとうございます🙇♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
音(プロフ) - 紫月ととさん» 教えていただきありがとうございます🙇♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
紫月とと - オリフラ立っちゃってます🙇♂️ (10月11日 18時) (レス) id: 825ca3aced (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音 | 作成日時:2023年9月28日 11時