検索窓
今日:227 hit、昨日:209 hit、合計:17,233 hit

月光 ページ38

A「……。」

人には触れてないものの
大人数の呪力が重く溢れてくる感覚がする。
今日はメガネをつけてないから
呪霊は見えないけど…

悟「大丈夫か。」

A「うん…」

自分の中に呪力を取り込んでいる
感じはしないけど
人が密集してるせいで酸素が薄いからか
少し頭が痛くなってきた。
それに、誰かからの視線を感じる…

悟「おいおいどんだけ人いんだよ…
悪いA。少し我慢できるか?」

A「うん、大丈夫。」

悟君も押されているようで
私は水槽と悟君に挟まれている状態だった。
悟君の体、思ったより硬くて痛いかも…
でも、色んな人に押されてる悟君の方が
大変なはず…
奥の人が動くまでの辛抱だ。

悟「俺の力でここを抜け出しても
俺たちのせいでドミノ倒しになるのは
危険だしなぁ…」

A「何にしても
悟君の力は目立つから余計騒ぎになるよ。」

悟「まぁね…
てか、水族館ってこんなに人多いもんだっけ?」

A「いや…ここまでは異常かも。」

言われてみればそうだ。
人が多いにも程がある。
この前感じた誰かに見られている感覚を
今日も何度か感じていた。
呪霊の仕業なのか…?

A「悟君、近くに呪霊はいる?」

悟「いや、今のとこ見当たんねえな」

A「そう…でも何だろうこの感じ…」

悟「何か感じるのか」

A「誰かに見られてるような…
嫌な感じがする。」

悟「まさか、狙いはAか…?」

A「どうだろう…とにかく
このパニック状況をどうにかしなきゃ…」

悟「どうにかするって、何すんだよ」

A「私が空気を浄化してみる」

悟「は!?」

私は深呼吸をし
弓矢を放ったあの時の精神状態を思い出した。
全てを受け入れ、解放する。そんなイメージ。

A「月光。」

手を合わせてそう言った瞬間
また蛍のような緑の光が溢れ
その場にいた一人一人に光が入り込んだ。

「なんだ…なんか変な感じが…」

「すみません、先どうぞ。」

「ありがとうございます!!」

徐々に混乱がおさまり
人の流れもよくなり
私達の場所にも空間ができた。

武器がなくても
攻撃以外の手段で力を使うことができた!

何故か本能的に
月光という言葉が出てきたのが不思議だけど…

とりあえず結果オーライ!

悟「いつの間に、そんな術使えるようになったのか」

A「なんとなく、できる気がして…
でも不思議。この術を知ってたみたいな感覚。」

月光→←月光



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 特級が特急になっててとても速そうな呪霊になってます。 (10月28日 16時) (レス) @page9 id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱ - 硝子が梢子になってます。 (10月13日 5時) (レス) id: 1862bc29bb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めるるさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 紫月ととさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
紫月とと - オリフラ立っちゃってます🙇‍♂️ (10月11日 18時) (レス) id: 825ca3aced (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2023年9月28日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。