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月光 ページ37

A「本当に…
デリカシーのかけらもないね!」

悟「delicacy?」

A「……この」

わざと英語風にデリカシーを言ってとぼける
悟君のほっぺたを強くつねった。
人を煽るために生まれてきたのかってくらい
煽り上手だな!

悟「痛いっつーの!暴力反対ー!」

A「ちょ…声大きい!」

悟君のその声に、周りがざわつき始めた。
もう!!この人といると目立ってしょうがない…

A「早く行こ!!」

私は慌てて悟君の腕を掴んで
次のエリアに進んだ。
そこは、私が大好きな
海月がたくさん泳いでいた。
人気が高いようで、人もかなり集まっていた。

悟「おい、人多いからこっち来い!」

A「でも…見えない…わっ!」

私が人にぶつかりそうになった瞬間
悟君に引っ張られて
私は悟君の胸の中に収まっていた。
さっきのようにボディーガードをしてくれている。

悟「さっきあんだけ言ったのに
危機感ねえなー」

A「ごめん…」

悟「お前の中の呪霊が
呪力を吸い取りたくて
うずうずしてるってのに」

A「…嘘」

悟「まぁ、俺がそうさせないけどね。
とりあえず、離れんなよ。」

A「うん…」

完全にゼロ距離のこの状況…
私の心臓の音がどんどん大きくなる。
でも、悟君の心臓の音もよく聞こえた。
そりゃあ、胸に耳を当てたら
聞こえるに決まってるけど
悟君も人間なんだって、何故か安心した。

悟「お、前の人どいた!
海月めっちゃ綺麗じゃん!」

A「え!どれ!!」

そこには
大きな白い海月が光に照らされて泳いでいた。
ウエディングドレスみたい…

A「綺麗…」

悟「海月も悪くないね〜」

後ろから守るように私を覆いながら
海月に見惚れる悟君。
ちょうど私とは顔一個半分くらい身長が違うから
真上に悟君の顔があった。
下から見ると、サングラスの下の綺麗な目が見えた。

悟「ん?何?」

A「な、何でもないよ…」

悟「もしかして
海月じゃなくて俺に見惚れてた系ー?」

A「そんなわけないでしょ!」

悟「はあ??可愛くねえなー」

「すみません!!」

「ちょっと押さないで!!」

後ろの方で
人が多すぎてパニックになってる様子だった。
私達も人に閉じ込められて
身動きが取れなくなってしまった。

悟「なんか、後ろ詰まってるっぽいわ。
どーすっかな。」

A「人が少なくなるまで
待つしかないかな…」

「誰だよ動かないやつ!」

「早く退けよ!」

「やめてください!!押さないで!」

月光→←月光



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(プロフ) - 特級が特急になっててとても速そうな呪霊になってます。 (10月28日 16時) (レス) @page9 id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱ - 硝子が梢子になってます。 (10月13日 5時) (レス) id: 1862bc29bb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めるるさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 紫月ととさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
紫月とと - オリフラ立っちゃってます🙇‍♂️ (10月11日 18時) (レス) id: 825ca3aced (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年9月28日 11時

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