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触れたい人 ページ33

A「逸れたら困る!」

私はそう言いながら傑君の服の袖を掴んだ。
体が勝手に動いてしまっていた。

傑「え?」

A「布越しなら、大丈夫だもんね?」

傑「まぁ…」

悟「おーい!お前ら、チュロス食べるー?」

傑「悟…脅かすなよ。」

急に目の前に現れた悟君に驚いて
咄嗟に手を離した。
やばい、私どうかしてるかも…
傑君を困らせてしまった。

悟「A!チュロス買いに行こうぜ〜」

A「えっ…」

そう言って
悟君は私の腕を掴み、走り出した。

傑「おい悟…!」

凛「あ、ちょっと!」

2人の声を無視して、悟君は足を止めなかった。
手を掴む力が強くて、痛い…

A「悟君…痛い!」

悟「あのさ…お前あんまり
傑に近づきすぎるなよ。
また同じことが起こったら
どうなるかわかんねーよ?」

A「ごめん…
人が多くて逸れそうだったから」

悟「はぁ…ちょっと目を離したらこれだ。」

A「気をつけるよ…」

悟君の顔は、分かりやすくイラついていた。
さっきまで凛と楽しそうにしてたくせに…

その後も、悟君は私の腕を掴んで
一言も喋らずにズカズカと歩いていた。

A「ねえ悟君、ごめんって。
そんなに怒らなくてもいいじゃん…」

悟「別に怒ってないけど?」

A「嘘だよ。
さっきから口聞いてくれないじゃん…」

悟「じゃ、この後俺と回るっつーなら
許してあげるわ。」

A「え…でも凛は」

悟「凛とはもう十分楽しんだし。
選手交代にはちょうどいい時間じゃね?」

A「まぁね…」

悟「それに、これ以上傑に
近づかれたら困るからねー」

A「その、私が傑君を狙ってる
みたいな雰囲気やめてくれない?」

悟「違うの?」

A「違うわ!」

悟「へー??」

そう言いながら、私に顔を近づける悟君。
無限が生じる程の距離の近さに
私は驚いて咄嗟に手を振り払い
尻餅をついてしまった。

A「な、なに!!」

悟「何してんの…
そんなビビんなくてもいいじゃん笑」

A「ちょっ…」

悟君の手を借りて立ち上がり
そのまま歩き出した。

悟「にしても、本当に人が多いなぁ…
てか、パンピーにも
触れたらダメだかんね?」

悟君は私の手を離すことなく
人にぶつかりそうになっても
私に当たらないように守ってくれてるようだった。

A「わかってるってば…」

何だが恥ずかしくて目を合わせられない。
ていうか悟君、いい匂いする…

悟「どうした?顔赤いけど」

A「ちょ!悟君…近い!」

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(プロフ) - 特級が特急になっててとても速そうな呪霊になってます。 (10月28日 16時) (レス) @page9 id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱ - 硝子が梢子になってます。 (10月13日 5時) (レス) id: 1862bc29bb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めるるさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 紫月ととさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
紫月とと - オリフラ立っちゃってます🙇‍♂️ (10月11日 18時) (レス) id: 825ca3aced (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年9月28日 11時

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