触れたい人 ページ30
Aside
凛「おっ!可愛いじゃん〜」
A「そう…?あんまり濃いメイクしないから
違和感しかないよ…」
私達は、ダブルデート前に私の家へ集合し
支度をしていた。
凛「それでー?
Aは抜け駆けして
悟君と傑君と仲良くやってるみたいだけど
実際どうなの??2人とは」
A「どうって…?」
凛「決まってるでしょ。
どっちが好きなのよ。悟君と、傑君!」
A「それは…どっちも」
凛「はぁ!!?この欲張り者!
どっちも手に入れようなんて言ってる人は
どっちも手に入んないんだからね。
二頭追うものは一頭も得ず!」
A「手に入れるって…
2人は友達として好きってだけだよ。」
凛「友達?ついにあんたに男友達!?」
A「うん…そうだね。男友達だ。」
凛「…私と離れている間に
そこまで成長してたとは…妬けるわー。
じゃあ、恋愛感情はないってこと?」
A「恋愛感情って…どんな感じ?」
凛「それは…未だにそれなのね。」
A「だって私には無縁だもん…
恋愛と友情って、何が違うの…?」
凛「うーん…そう言われたらわからないけど…
その人に触れたいと思えるか…じゃない?」
A「触れたい?」
凛「私だったら
もっと近づきたいとか、手を繋ぎたいとか…
あとは、独占したい…とか?」
A「…独占したいか。」
そんな感情…思ったこともなかった。
やっぱり私にはまだ早いのかも。
凛「とりあえず!私は悟君狙うから
邪魔しないでよねー?」
A「悟君!?やめたほうがいいよ…」
凛「え?なんで?」
A「絶対に遊び人だから…笑」
凛「あ、やっぱそうなの?
まぁ、私に夢中にさせればいいからいいよ!」
A「さすが凛…」
凛「よし!私もメイク完了!行くか〜」
そんなこんなで私達は支度を終え
待ち合わせ場所の水族館で2人を待った。
この前の一件があってから
前よりも絆が深まった気がして、新鮮で楽しい。
傑「お待たせ。早いね2人とも」
悟「今回は5分前行動心がけたんだけどねー」
凛「久しぶり。2人とも」
凛は、いつものような元気な高い声ではなく、
落ち着いた声でそう言った。
傑「あの時は、本当にすまなかった…」
悟「悪気はなかったんだ」
凛「うん。いいの。
あの時は信じられなかったけど
今こうやってAが無事でいてくれてるから
感謝してる。」
76人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴(プロフ) - 特級が特急になっててとても速そうな呪霊になってます。 (10月28日 16時) (レス) @page9 id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱ - 硝子が梢子になってます。 (10月13日 5時) (レス) id: 1862bc29bb (このIDを非表示/違反報告)
音(プロフ) - めるるさん» 教えていただきありがとうございます🙇♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
音(プロフ) - 紫月ととさん» 教えていただきありがとうございます🙇♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
紫月とと - オリフラ立っちゃってます🙇♂️ (10月11日 18時) (レス) id: 825ca3aced (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:音 | 作成日時:2023年9月28日 11時