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身近な呪い ページ25

傑「それもそうだな。
大丈夫かい?A。」

A「う、うん。私は全然…」

これが呪術師の世界…
やっていける気がまるでしない。

悟「てか、呪霊がAに
引き寄せられてる気がすんのは俺だけか?」

傑「いや、気のせいじゃない。
恐らくAの中にいる呪霊が引き寄せてる。
さっきの蛙も、分身の子供蛙を囮にして
本体がAを狙ってたからね。」

A「そんな…」

だとしたら
今までも何度も狙われていたんだろうけど
殺される前に私が全部
取り込んでしまってたんだろうか…
そうじゃなかったら
今まで無事だった理由がつかない。

なんせ、高専に入るまで
私は呪霊が見えたことなんてないんだから。

傑「悟。」

悟「ああ。任務外のやつがいる」

A「え…?」

気づけば、2人が私を真ん中に挟み
私を守る様に背中を合わせていた。
なんだか、嫌な予感がするのはわかる。

「ナンデ…ナンデ」

A「あれは…」

体育館の中に、人型の呪霊がいた。
女性っぽい声をしてる。

悟「一級…かなー」

傑「さっきまで気配がなかった…
生まれたばかりの呪霊か…?」

「イツモ…アトマワシ…ワタシハアトマワシ…」

A「……。」

私達の方を指差しながらそう言う呪霊。
自分に言われているような…
そんな気がしてならない。

『ピロンッ』

A「…?」

変なタイミングで、LINEの通知が来た。
こんな時に誰だろう…
でも、私がLINEしてる相手なんて
1人しかいない。

『Aにとって、私って何?』

そう一言、LINEが入っていた。

A「凛…?」

悟「A、スマホいじってる場合か!
俺から離れんなよ。死ぬぞ?」

A「うん、ごめん!」

悟君は私の体を引き寄せ
術式を出そうとしている。
私は悟君の服を掴み、後ろに隠れた。

でもどうしよう…
凛が気がかりで集中できない。
凛がこんな意味深な
LINEを送ってくるのは初めてだ。
既読無視されていたのも
たまたま返せてなかっただけかと
思ってたけど、そうじゃなかった。

それに、タイミングも気持ち悪い…

「ヒトリニ…シナイデ…ヒトリ」

呪霊がゆっくり近づいてくる。
さっきとは格が違うのは、私にもわかる。
さすがの2人も、少し身構えているように見える。

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(プロフ) - 特級が特急になっててとても速そうな呪霊になってます。 (10月28日 16時) (レス) @page9 id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱ - 硝子が梢子になってます。 (10月13日 5時) (レス) id: 1862bc29bb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めるるさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 紫月ととさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
紫月とと - オリフラ立っちゃってます🙇‍♂️ (10月11日 18時) (レス) id: 825ca3aced (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年9月28日 11時

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