検索窓
今日:234 hit、昨日:209 hit、合計:17,240 hit

放課後の寄り道 ページ19

A「大事な人ほど…確かに。
ていうか傑君、料理上手だね
包丁捌きが綺麗!」

私が手を止めて話をしている間に
傑が手際よく作業をしていた。

傑「Aほどじゃないさ!」

A「料理までできるとは…
相当モテるでしょ?」

傑「モテないよ。モテても仕方ないしね笑」

まさにモテる人の返答で、言葉も出ない笑
いや、モテると言うより
人を沼らせるタイプだな…

傑「いたっ…」

A「傑くん!?どうしたの?」

傑君は目を瞑り、包丁を置いた。
私も急いで包丁を置き
傑君の手を掴もうとしたものの
触ってはいけないことを思い出し
咄嗟に手を止めた。

傑「玉ねぎが目に…しみる…」

A「なんだ…玉ねぎか笑
傑君って完璧そうに見えて
意外と抜けててるんだね笑
なんか親近感。」

傑「な…私は完璧でもないし
抜けてもないよ…」

A「そっか笑
でも、人に触れないってかなり不便だね。
こういう時に、助けてあげられない。」

傑「助けてくれようとしたのかい?」

A「うん…玉ねぎだと思わなかったから笑」

傑君は呆れた様にため息をつき
また包丁を置いた。
そして、こちらを見つめてきた。

傑「Aこそ、モテるだろー」

A「え?」

悟「なーにしてんの!」

A「あっ…悟くん!」

悟君は勢いよく傑君の肩に手を乗せ
元気よく現れた。

傑「悟…包丁持ってるんだから、脅かすな。」

悟「あれ、なんか邪魔しちゃった??」

傑「いや…それより、どうした?」

悟「UNOで負けたやつが
傑と交代だってー。
だから交代しにきてやった。」

傑「それは助かる…でも悟
料理できるのか?」

悟「できるわ。傑よりはね?」

傑「ほう…じゃあ見せてみろ。」

悟「いいけど?A、包丁貸して」

A「え…はい」

『タタタタタタタタッ』

A「は、はや!!」

悟君に包丁を渡した瞬間
私の切りかけの玉ねぎを高速で切り出した。
悟君も料理できるんだ…ちょっと意外かも。

悟「お前と違って速くて綺麗!
完全に俺の勝ちだな!」

傑「これくらい誰でもできる。」

『タタタタタタタタッ!!』

A「ええええ!?」

すると今度は傑君も高速で玉ねぎを切り出した。
すごいけど…こんなに玉ねぎいらないんだよなぁ…

傑「それぐらい、猿でもできる」

悟「は?俺のほうが速い!」

『タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ』

A「ちょ…2人とも…」

傑「私の方が速くて綺麗だ!」

『タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ』

放課後の寄り道→←放課後の寄り道



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 特級が特急になっててとても速そうな呪霊になってます。 (10月28日 16時) (レス) @page9 id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱ - 硝子が梢子になってます。 (10月13日 5時) (レス) id: 1862bc29bb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めるるさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 紫月ととさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
紫月とと - オリフラ立っちゃってます🙇‍♂️ (10月11日 18時) (レス) id: 825ca3aced (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2023年9月28日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。