検索窓
今日:178 hit、昨日:209 hit、合計:17,184 hit

新たな生活 ページ15

近くで見ていたつもりなのに
何も見れてなかった。
本当に不甲斐ない。

薫にとっての最善。
それは薫が望むこと。

A「お願いします。」

夜蛾「…ありがとう。もちろんだ。
今日は、色々ありすぎただろう。
今度こそ、ゆっくり休んでくれ。」

A「ありがとうございます。先生。」

私の気持ちを察したのか
すぐにそう言って1人にしてくれた。

あんなにイカつい見た目なのに
ものすごく優しい人なんだということがわかった。

薫に苦労をさせたくない…
その一心で働いてきたけど
その状況が、逆に薫を苦しめていた。

A「薫。ごめんね…」

私は、隣で眠る薫を撫でながらそう言った。
心なしか、いつもより寝顔が澄んでいる。

薫が、苦労しない方じゃなくて
笑顔が増える方へ進もう。

ーーーーーーーーーーーー
Aside


次の日になり、私も今日から高専の人間になった。
凛には、LINEで転校を報告し
学校には高専から話を済ませてくれてあるらしい。

少し寂しいけど
会えなくなるわけではないから
そこまで重く考えてなかった。

ただ、珍しく凛は
私のLINEを既読無視したまま
連絡をしてはこなかった。

『コンコンッ』

A「はい!」

「授業始まりますよー」

外から、女の人の声が聞こえた。
ここにきてから、登場人物が男の人ばかりだったから
少し安心する…

A「はい、今行きます!」

「体はもう大丈夫なの?」

A「…大丈夫です!ご心配おかけしました。」

「それならよかった。
私は家入硝子。貴方や五条や夏油と同じクラス。」

茶髪ボブの、綺麗なお姉さん。
この人が同じクラスなんて…恵まれてる!!
ていうか私、やっぱり悟君達と同じクラスなんだ。

A「硝子さん…私は如月Aです!」

硝子「硝子って呼んでよ。あと、敬語はやめてね。
久しぶりの女の子で嬉しいんだ。」

A「硝子…なんか、緊張する。」

硝子「緊張することないよ。みんなテキトーだから。
はい、ここが教室。」

A「おお…ここが」

教室に入ると、先生が待っていた。
そして前の方に悟君と傑君が
カフェの時に見た様な姿で座っていた。

悟「お!きたきた〜!!」

傑「おはようA!」

A「お、おはようございます…」

悟「何緊張してんの??昨日普通だったじゃんか」

傑「悟…あれは私達が優しかったから
心を開けただけさ。」

A「……。」

悟君と傑君。
一人一人と話すと
確かに2人も優しくて接しやすかったけど
2人揃うと、高校生の悪ガキと変わらない。

新たな生活→←新たな生活



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 特級が特急になっててとても速そうな呪霊になってます。 (10月28日 16時) (レス) @page9 id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱ - 硝子が梢子になってます。 (10月13日 5時) (レス) id: 1862bc29bb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めるるさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 紫月ととさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
紫月とと - オリフラ立っちゃってます🙇‍♂️ (10月11日 18時) (レス) id: 825ca3aced (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2023年9月28日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。