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優しい嘘 ページ12

悟「なっ…まじかよ」

硝子「だから
この子から離れようとしないんだね。」

夜蛾「厄介だな…
それに、原因である呪霊が取り出せてない以上
また人に触れれば呪霊や負の感情を吸い取り続ける。」

悟「…ひとまず、目を覚ますまで俺が見てる。
傑は休め。無理しすぎ」

傑「…だが」

硝子「五条に同意。
この子の母親と何があったのか知らないけど
一旦落ち着きな。」

夜蛾「俺は如月 Aを調べる。
悟、あとは頼んだぞ。」

悟「りょーかい。」

その後、先生と梢子は部屋を後にし
部屋には私と悟とA、3人になった。

悟「何があったんだよ。Aの母親と」

傑「一年前の、新宿駅の事件さ。
その時に…Aの母親は殺された。」

悟「殺されたって、誰に?」

傑「Aの父親だ。」

悟は青ざめた顔をして、下を向いた。

傑「私はその時
新宿駅で任務があり、先輩が帷を下ろしている間
駅のホームで待機をしているところだった。
深い事情はわからないが
そこで如月 愛に、金をよこせと
怒鳴っていた男がいたのを覚えている。
その時、如月 愛はひどく怯えていた。」

悟「金ねぇ…」

傑「私はそれを止めようと
咄嗟に2人の間に入ったんだ。
そうしたら、母親は私のことを見て
さらに怯えて謝り出した。
何度も何度も、ごめんなさいとね。」

悟「…それで、父親は?」

傑「父親は、私のことを鋭く睨み
私を線路へ突き落とそうとした。
その時、父親の殺気と呪力が目に見えた。
恐らく父親はこちら側の人間で
私が呪術師と認識して警戒したんだろうな。」

悟「こっち側?だとしたら呪詛師か??」

傑「それも、わからない。
ただ、呪術師に敵意があるのは確かだ。
そして特急列車が通過する瞬間
線路に落ちそうになる私を庇って
Aの母、如月 愛が死んだ。」

悟「そういうことだったのか…」

傑「ああ。電車に跳ねられた後
如月 愛は怨霊となって
新宿駅で父親を殺そうと、大暴れをしたんだ。
しかし父親は既に逃げていた。
そしてその日の夜、Aの父親が
自宅で亡くなったということがわかった。」

悟「…Aは、どこまで知ってる」

傑「母親が亡くなっていることを…
知らないはずだ。」

悟「…マジかよ」

傑「ああ。父親が亡くなったその日に
明らかに呪霊が手をかけた様な死体だったことから
私達術師に調査が依頼され
取り調べにAの家へ行ったんだ。」

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(プロフ) - 特級が特急になっててとても速そうな呪霊になってます。 (10月28日 16時) (レス) @page9 id: 79bb132620 (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱ - 硝子が梢子になってます。 (10月13日 5時) (レス) id: 1862bc29bb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めるるさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 紫月ととさん» 教えていただきありがとうございます🙇‍♂️ (10月11日 19時) (レス) id: 46806aece3 (このIDを非表示/違反報告)
紫月とと - オリフラ立っちゃってます🙇‍♂️ (10月11日 18時) (レス) id: 825ca3aced (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年9月28日 11時

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