第33話 ページ34
コナンくんと一緒に階段や通路を駆使して上に登る。
ちょうど地上と観覧車の1番上の中間地点、車軸の中央辺りに来た時に「あれ赤井さんか!?」とコナンくんが足元で呟いた。
『ど、どこ……って、アレか!』
彼と同じ様に上を見上げると、ニット帽を被り、昨夜持っていたのと同じ大きなケースを背負ってノースホイールの通路を駆け抜けていた人影があった。
上部に向かってるってことはこのまま観覧車頂上に行こうとしてるんだよね。ゼロさんと鉢合わせたりしなきゃいいけど
『ん?何、あのコード……』
そのまま視線を下ろそうとした時、手前の観覧車の車軸に妙な物が見えた。コードが何本も張り巡らされ、一つに束ねられ支柱の影に延びている。
うーん……。
★嫌な予感しかしない★
「すぐに確かめねーと……!!」
『結局爆発オチか』
走り出し、ノースホイールとサウスホイールを繋ぐ車軸の真下の通路に向かう。
秀さん、もう観覧車の上に着いたかな……倉庫の時みたいに無茶いないといいんだけど……。
『あっそうだ通信機あるじゃん忘れてた』
「オメーそんな便利なもの持ってんのかよ」
『君のメガネと腕時計とベルトと靴には負けるよ!?』
階段を駆け上がり、車軸の真下の通路にたどり着く。
車軸に巻きついた無数のコードの調査はコナンくんにおまかせ(丸投げ)するとして、私は通信機をつけた。
『秀さん!聞こえますか?』
《Aか》
彼の声が聞こえて安心すると同時に、鉄の上を歩く足音とビュウビュウと激しい風の音が聞こえる。観覧車の頂上部分に到着したのだろう。
「……A!これやっぱり電気コードじゃねえ、全部爆弾だ!」
『(マジ??)コナンくんそう言ってますけど……』
《ホォーボウヤが……。
!マズい、彼だ》
『え゛』
彼って言うとやっぱりあの人だよね?ゼロさんでしょ!?秀さん隠れた方が……って、隠れようがなかったね、観覧車の頂上なんて!!
一瞬、布のはためく音がして、秀さんはこちらの声に応答しなくなった。私と通信している事を隠すためだろう。
ゼロさんの声聞こえるかなーと思ったけど、やっぱり聞こえないね、知ってた!いや聞こえるには聞こえるんだけどほぼ風の音で全部かき消される。
閲覧ありがとうございました。
残念ながらバイトの夢主に労災保険はおりません。笑うところです
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緑那(プロフ) - さくらさん» ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜全裸待機 (2018年11月2日 7時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 緑那さん» ウレジイ〜!!!!!!!!りょくぴあいしてる新しいのもちのロンカクシ今までの今度まとめて載せとくわウォイェイ (2018年11月1日 13時) (レス) id: f18f805e19 (このIDを非表示/違反報告)
緑那(プロフ) - 東都水族館の制服着た神崎さん想像するだけでもう頬が!!!頬が!!!!今度かいて!!!!! (2018年10月31日 6時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - まぁさん» わ〜〜ありがとうございます〜!!!!バリバリと書いて参ります!! (2018年8月26日 22時) (レス) id: f18f805e19 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - なるほどです(*´ω`*)ありがとうございました。楽しみにして居るのでこれからも頑張って下さい 。 (2018年8月26日 22時) (レス) id: bc142c419e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2018年4月28日 11時