第22話 ページ23
……本当に一瞬の出来事だった。
元太くんが落下すると、あのお姉さんが同時に飛び降りて、彼を空中でキャッチして壁を回転しながら降りてきたのだ。
『……だ、大丈夫ですか!?』
あまりの事にビックリしてためベルモットさんのこともほっぽって、落ちてきたお姉さんに向かって駆け寄った。元太くんは少し放心してるけど、目立った外傷はなかった。
「大丈夫か!?元太!!」
「元太くん!しっかりして!!」
お姉さんも大きく目を見開いて名前を呼びかける。医務室はここからそう遠くなかった。何かあったら大変だからすぐ連れていった方が…！
「あ、そっか。オレ上から落っこちたんだ！」
状況を理解した当人はというと、案外ケロリとしていた。お姉さんが「よかった、無事で……!」とほっとした表情になる。
周りのお客さんも騒然としていたが、無傷であることとスタッフの私が駆けつけたことで一段落したと解釈したらしい。現在は落ち着いている。
『全くもう、危ないことするんだから…医務室に行って、怪我がないかお医者さんに見てもらおう？』
「えー…、オレいいよ。痛くねーし」
「ダメよ!!……ちゃんと診てもらいなさい」
哀ちゃんが珍しく大きく声を張り上げたのでビックリした。どうしたの？すごく真剣な表情してるし……。
医務室に向かう間、哀ちゃんは私の後ろからずっとお姉さんのことを怯えた顔で見つめていた。
……
Aと一部始終を見ていたベルモットは眉をしかめた。
自ら飛び降りて子供をキャッチする、あの驚異的な身体能力。自分が知っている人物に間違いない。
……だが、先程声をかけた時には全く反応がなかった。普通ならありえない。
「……どういうこと？」
ベルモットは疑問に思いながら医務室へ向かっていくAたちを見送った。
……
先程から思っていたが、どうにも哀ちゃんの様子がおかしい。
医務室に向かう時から気づいていたが、診察が終わった後も哀ちゃんはどこか不安気だ。
「……江戸川君、ちょっと話が。Aも」
「お、おう」
『…うん』
博士達が提案した、お姉さんと一緒に先に観覧車に乗ろうという案も一蹴した哀ちゃんは、コナン君と一緒に医務室の外の近くのベンチに腰掛けた。
傍から見れば小学生2人と女1人だが、実際は全員ほぼ同い年である。現実は不思議。
哀ちゃんから聞いたのは、あのお姉さんが組織の一員であろうということ。右の黒い目が作り物のようだということ。そしてラムという人物かもしれないということ。
『……』
ラムという言葉に少し引っかかったが、2人は会話を続けた。
閲覧ありがとうございました。
残念ながらバイトの夢主に労災保険はおりません。笑うところです
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緑那(プロフ) - さくらさん» ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜全裸待機 (2018年11月2日 7時) (
レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 緑那さん» ウレジイ〜！！！！！！！！りょくぴあいしてる新しいのもちのロンカクシ今までの今度まとめて載せとくわｳｫｲｪｲ (2018年11月1日 13時) (レス) id: f18f805e19 (このIDを非表示/違反報告)
緑那(プロフ) - 東都水族館の制服着た神崎さん想像するだけでもう頬が！！！頬が！！！！今度かいて！！！！！ (2018年10月31日 6時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - まぁさん» わ〜〜ありがとうございます〜！！！！バリバリと書いて参ります！！ (2018年8月26日 22時) (レス) id: f18f805e19 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - なるほどです(*´ω｀*)ありがとうございました。楽しみにして居るのでこれからも頑張って下さい 。 (2018年8月26日 22時) (レス) id: bc142c419e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2018年4月28日 11時
