第2話 ページ3
《あ、確か友達とか仕事先の人とかにプレゼントでもらったヤツが使い道なくて……そんなとこに入れた気がする!》
『ゆ……有希子さん……』
そりゃああんなにすごい有名女優だったならそんな感じの小洒落たプレゼントも貰うだろうけど……!!せっかくあんなに綺麗な物貰ったんだから活用すればいいのに!!それに料理好きとしては皿を割っちゃったのはだいぶ悪いことだし、取りあえず値段聞いてみよう。
《Aちゃん、ホントに気にしなくていいのよ?ずっと使ってないものだったんだし……あと誰にもらったのかも覚えてないからどのくらいの値段なのかもわからないもん》
ゆ、有希子さん……最後の方で本音が出てらっしゃる……。旦那か息子のプレゼント以外は多すぎて記憶に残らないってか……!!
『うーん……分かりました、じゃあこうしましょう。
私がアルバイトで稼いだお金を有希子さんが受け取ってください!お皿の件は抜きにしても今まで無償で住まわせてもらってるんですし……このくらいはしないと』
《あらそお?Aちゃんがそこまで言うなら仕方ないわ!そうしましょ。
……で、どこでバイトするの!?》
『ん?』
有希子さんなんか唐突に押しが強くなってらっしゃらない?私の人生初のアルバイトそんなに興味がおありなんですか??
『どこって……普通にコンビニとかファミレスとか、近くのポアロとか……』
《ダメ!!そんな味気ないとこじゃ私が納得しないわ!!……あ、でもポアロはちょっと見たいかも》
あ、味気ないって…!?私に何を求めてらっしゃるの!?
「しかし有希子さん、ポアロだと普段からつけているエプロンを着て終わりですよ」
《よし!却下!!》
……あ、なんとなく有希子さんが望んでることがわかってきた気がする。彼女のお友達であるベルモットさん然り……バイトにかこつけて私にコスプレまがいの格好させたいんだな!?へんたいっ!
というかさり気なく秀さん変なコメントしてんじゃない!!裏切り者め!!!ポアロだったらゼロさんこと安室さんもいるし楽しくできそうだったのに…!
《えーとえーと、可愛い衣装のとこ可愛い衣装のとこ……!あ、いいバイト先があるわ!》
『い、嫌な予感しかしないんですけど……』
「どこですか?」
有希子さんはここなら文句ない、と言いたげなほど満足気な声でこう言った。
ああ……多分ここじゃないとダメって言われるな……(遠い目)
《去年から閉鎖してた“東都水族館”よ!!確かもうすぐリニューアルオープンでしょ?》
(ホー……なるほど)
(げ、東都水族館…!?)
閲覧ありがとうございました。
残念ながらバイトの夢主に労災保険はおりません。笑うところです
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緑那(プロフ) - さくらさん» ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜全裸待機 (2018年11月2日 7時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 緑那さん» ウレジイ〜!!!!!!!!りょくぴあいしてる新しいのもちのロンカクシ今までの今度まとめて載せとくわウォイェイ (2018年11月1日 13時) (レス) id: f18f805e19 (このIDを非表示/違反報告)
緑那(プロフ) - 東都水族館の制服着た神崎さん想像するだけでもう頬が!!!頬が!!!!今度かいて!!!!! (2018年10月31日 6時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - まぁさん» わ〜〜ありがとうございます〜!!!!バリバリと書いて参ります!! (2018年8月26日 22時) (レス) id: f18f805e19 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - なるほどです(*´ω`*)ありがとうございました。楽しみにして居るのでこれからも頑張って下さい 。 (2018年8月26日 22時) (レス) id: bc142c419e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2018年4月28日 11時