第19話:記憶探し ページ20
「うーん……いや知らないなあ」
『ありがとうございます。いこっか』
コナンくんが行列整備をしている先輩に女の人のことを質問したけど、やっぱり知らないらしい。
現在、私が先輩達に写真を見せて聞き回っております。記憶喪失というと保護しようという動きになるので「見覚えはないか」という質問だけ。
「で、次はどこに行くつもり?A」
『んー、今の人で地上にいる先輩は最後だったんだよ』
「水族館側は元太たちに任せてあるし……」
まさかMAPを覚えていたのがこんな所で役立つとは……ま、何にせよ活躍出来て嬉しいAです!
「オメーは見たことねーのか?」
『うん…ここに来たのは昨日が初めてだから。それにあんなに特徴的な人、忘れないと思うんだけどな』
手を頬に当てて考え込む仕草をした。あの目って本物なのかな?黒と青のオッドアイってあんまり聞かないけど……猫ちゃんの目とかなら青と黄色だよね。
箒を担いで、ちりとりをカポカポいわせながら2人と並んで歩く。ちなみに現在ゴミの収穫はゼロ!クッ、みんなマナーが良くて助かるぜ
「頑張れねーちゃん!」
階段の向こうから元太君たちの声が聞こえた。そちらを向くと、ゲームコーナーにあるダーツのエリアに探偵団のみんな、そしてあの女の人がいた。
「あ、あいつら……」
「どうやら探偵ごっこには飽きちゃったみたいね」
『あはは……それじゃ、あのダーツの所も私が聞いた方がいいね』
3人でそちらに向かう。
ゲームコーナーに着くと、先輩が「おめでとうございます!本日の最高得点でーす!!」と手元のベルをカランカランと鳴らし、子供たちが女の人にハイタッチをしていた。
『お、すごーい』
「全く……おいオメーらっ!遊んでっけど、記憶探しはどーしたんだよ」
子供達が先輩からイルカのキーホルダーを貰っていると、コナン君が冷ややかにそう言った。
「こ、このゲームをやってから始めようかと!」
「これねーちゃんが取ってくれたんだぜ!スゲーだろ!」
元太くんは私達に緑色のイルカのキーホルダーを見せてきた。ほかの2人も自慢げに別々の色のキーホルダーを取り出す。
『あれ?ここの景品って3つでしたよね。お姉さんはいいんですか?』
「私のはいいの。気にしないで……」
「おい新人、2日目でサボりは感心しねーぞ?もっと日にちを空けてだな……」
ダーツの受付にいた先輩からよくわからないアドバイスを受ける。なんでやねんお前サボりのプロか。
(先輩だって私にイルカ塗り任せた癖に……)
(あ、あれは仕方ねーだろ!?苦手なんだから)
閲覧ありがとうございました。
残念ながらバイトの夢主に労災保険はおりません。笑うところです
573人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
緑那(プロフ) - さくらさん» ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜全裸待機 (2018年11月2日 7時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 緑那さん» ウレジイ〜!!!!!!!!りょくぴあいしてる新しいのもちのロンカクシ今までの今度まとめて載せとくわウォイェイ (2018年11月1日 13時) (レス) id: f18f805e19 (このIDを非表示/違反報告)
緑那(プロフ) - 東都水族館の制服着た神崎さん想像するだけでもう頬が!!!頬が!!!!今度かいて!!!!! (2018年10月31日 6時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - まぁさん» わ〜〜ありがとうございます〜!!!!バリバリと書いて参ります!! (2018年8月26日 22時) (レス) id: f18f805e19 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - なるほどです(*´ω`*)ありがとうございました。楽しみにして居るのでこれからも頑張って下さい 。 (2018年8月26日 22時) (レス) id: bc142c419e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さくら | 作成日時:2018年4月28日 11時