第17話 ページ18
「な、何でオメーがこんなとこに……」
『ふふ、君のママに言われてましてね……笑いたきゃ笑うがいいさ……』
半目で引きつった呆れ顔でこっちを見上げるコナンくんもとい新一君もとい死神君。なんだその顔!!笑いたきゃ笑えばいいだろ!!オメーなんか小学生のクセしてジャケットとネクタイなんか着やがって似合ってるけどさ!!歳にあってないでしょ?あ、中身高校生だからあってるのか
「……日本語、よく分からないんじゃない?」
『多分分かると思うんだけど……って、あ、哀ちゃん……!!!』
「あら、A?」
死神の次は天使来たわ。
あああ可愛い…可愛すぎる……そのウエストについた緑色のリボンが特徴的で可愛い…写真撮りたい…。
「ふふ、ここでアルバイトってとこかしら?セーラー服、とっても可愛いわよ」
『ホラこういう所が最高に可愛い!!大好き!!ぎゅー!』
我慢できずにいつものテンションで思いっきり哀ちゃんに抱きつく。死神は呆れ顔で「ハハ、またこれか…」と溜息をつき、哀ちゃんは「はいはい、いつものね」と慣れたように抱き返す。
「ふふふ…」
気づけばベンチに座っていた女の人が楽しそうに笑っていた。先程のやりとりの一部始終が面白かったらしい。
コナンくんは女の人の手元にボロボロのスマホがあるの気づき、「これ、ちょっと見せて」と手に取った。
『っと、……お客様、どちらからいらっしゃいました?』
「……えっと……」
『…では、いつからここに?』
「……わからないわ」
私たち3人は顔を見合わせた。
「お姉さん、名前は?」
コナンくんに尋ねられた質問にも、女の人は首を振った。
「……ごめんなさい。わからない……」
「!」
『これって、』
すると哀ちゃんが女の人に近づいて、頭を見せてと頼んだ。哀ちゃんの手が髪の毛をかき分ける。
「……大した傷じゃないけど、最近のものね」
「多分車に乗ってて事故にあい、頭を怪我した……」
『車?』
私と哀ちゃんは同時に目を丸くした。
「運転中に頭をぶつけたってこと?」
「ああ。その車、割と古い車種だろうな。最近の車のガラスはこうは飛び散らねえ……」
古い車種、最近の傷、運転中の事故…。
───どう考えても昨日の中古車っぽいなあ…!?
この女性が怪しいとは思えないけど、秀さんに何とかして伝えられないかな……って携帯ロッカーに入れたままだから昼休憩まで使えないじゃん持ち場離れたら怒られるしヤッベ
(おぉーい!二人の分のチケットも買ってきたぞー!)
(ゲ、厄介なのが戻ってきた……)
(少年探偵団のメンバーで来てたのか…)
閲覧ありがとうございました。
残念ながらバイトの夢主に労災保険はおりません。笑うところです
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緑那(プロフ) - さくらさん» ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜全裸待機 (2018年11月2日 7時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 緑那さん» ウレジイ〜!!!!!!!!りょくぴあいしてる新しいのもちのロンカクシ今までの今度まとめて載せとくわウォイェイ (2018年11月1日 13時) (レス) id: f18f805e19 (このIDを非表示/違反報告)
緑那(プロフ) - 東都水族館の制服着た神崎さん想像するだけでもう頬が!!!頬が!!!!今度かいて!!!!! (2018年10月31日 6時) (レス) id: 3c1948d3a1 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - まぁさん» わ〜〜ありがとうございます〜!!!!バリバリと書いて参ります!! (2018年8月26日 22時) (レス) id: f18f805e19 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - なるほどです(*´ω`*)ありがとうございました。楽しみにして居るのでこれからも頑張って下さい 。 (2018年8月26日 22時) (レス) id: bc142c419e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2018年4月28日 11時