【名探偵コナン】観覧車がラスボスとか聞いてない【ギャグ/赤井秀一】

第11話:カーチェイス ページ12

首都高に入り、先行者を次々と追い抜いていく中古車をすぐ後ろを追いかける。周りから大量のクラクションが鳴り響いた。


『ひ、ひぇ……』


チラリと後ろの方を見たら、これまた猛スピードで突進する白い車が見えた。
……あっれれぇ？？？おかしいぞぉめっちゃ見覚えのあるRX-7だなあ。私の目がおかしくなっちゃったのかしら？いっけない早く眼科に行かなきゃうふふ

RX-7はそのまま私たちの隣を追い越し、中古車に追突し並走する。
私は運転席に詰め寄り、秀さんに向かって叫んだ。今更だけど左ハンドルなのね！カッコイイけど日本じゃ生きにくくない？


『し、しゅうさん、あれ、ゼロさんですよね！？』

｢……ああ。恐らく彼もあの場(警察庁)にいて、顔か情報を見られたんだろう｣

『それ絶対に捕まえないとOUTじゃないですか！！』


前を見ると中古車がRX-7に体当たりを仕掛けようとしていた。ギリギリのところでかわし、そのままカーブに差し掛かる。


｢A、隠れろ！｣


秀さんの車はスピードを落とすことなく、中古車を追うRX-7にぴったりと付けてカーブした。タイヤの悲鳴が鳴り響く。


『(な、なんてド派手なカーチェイス…！！こんなヤツらと絶対ドライブしたくない……っ)』


さっき秀さんに言われたとおりに、私は座席ではなく足場の方に座って身を縮めていた。シートベルトつけてるのが見えたら即バレるからね！！だったら座席に座ってるより挟まってる方が揺れないから安全だよ！みんな覚えとこうねっ☆←

RX-7も、ピッタリと追いかけてくる秀さんの車(マスタングというらしい)を見て流石に不審を抱いたのか、誰だ！？と言いたげな鋭い目付きで運転席を見た。車越しの声はこちらには聞こえない。

右ハンドルのRX-7と、左ハンドルのマスタングの中で視線がかち合った。


｢……赤井！！｣


って言ったんだろうな。流石にこれは聞こえなくても表情でわかる(半目)関係ないけどカーブする時に追い越したトラックが壁に激突し噴煙を上げてました。合掌。
カーブを抜けた先にライトアップされている橋が見えた。


『ぅ……わっ！』


秀さんがRX-7を追い越しそうとすると、今度はこちらに向かって体当たりを食らわせて車内がはげしく揺れた。

これは何言ってるのかさっぱりだけど、これはアレだね、めっちゃ怒ってる。秀さんもキッと睨み返す。そのときに、前方から激しくクラクションが鳴り響く。

体当たりする中古車とトラックに挟まれた軽自動車は後方に押し出され、大きく宙を舞った。


『っ！』


軽自動車は、まっすぐこちらに降り掛かってきた。

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閲覧ありがとうございました。

残念ながらバイトの夢主に労災保険はおりません。笑うところです

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