#493 ページ17
「してるんでしょう？交際」
「エ、いや、アノ、あむろさん？？」
「近隣の人に聞いたんですよ。以前はアパートが隣同士で、今はこの屋敷に二人で同棲している……と」
私の戸惑いっぷりには目もくれず、つらつらと言葉を続けるゼロさん。
来て早々なんなのこの人？秀さん(昴さん)に用があったんじゃないの？？
「少し前に同じアパートに住んでいたとはいえ、それまでは全く接点のなかった二人……どういった経緯で交際が始まったのか、気になるでしょう？」
「(それを当人に聞くかフツー……！！)」
「ああ、それは僕から交際を申し込んだんですよ」
「すっ、すす、昴さんッッ！！？何サラッとアンサーあげてるんですか！！？」
めちゃくちゃシリアスな空気持ち込んでおいて最初にかましてきたのが建前上の恋バナとかホント止めて欲しい。願わくば直ちに帰ってくれないかな〜無理か〜
「……へえ。それは意外ですね」
「お恥ずかしながら……きっかけは彼女が別の男性に告白されている所だったんです。気づいた時には僕がそれを遮っていました」
私が碌に答えられないのに気づいているのかいないのか、昴さんは流れるように話し続ける。
「その時には既に彼女の表情や仕草の一つ一つが愛おしく、夢中になってしまっていて──正直、今の僕にはAさんがいない生活を考える事は難しいですね」
「(オォン……？？)」
少し眉を下げ、チラリと私と視線を合わせて、ほんの少し照れたように笑う。
何……何ですか、この奥さんに引けを取らぬ演技力は。「彼氏役は流石に自信ないよワッハッハ〜」みたいなこと言って高笑いしてた人はどこに？？この人の謙遜信じるの辞めます
あと「お付き合い」する前の出来事も事実とちゃんと合致してるのが地味に怖いな……それって秀さんにリサーチかけてたかもしれない……ってコト？！(戦慄)
「成程。今のお二人は“切っても切れない程に近しい関係”と言った所でしょうか」
「ええまあ。知りたい答えが得られたようなら良かったです……とはいえ、それを聞く為だけにわざわざ訪ねてきた訳では無いでしょう？」
「……」
昴さんが目を向けたのは二人掛けのソファー。面白くなさそうな顔をしながらも、安室さんはそこに腰を据える。
リビングの真ん中で立ち尽くしてた私達は、ようやく話を本題に進める事になった。
(では改めて……ミステリーはお好きですか？)
(アよかったちゃんと軌道修正してくれた)
2023/06/11
気づいたら時間飛んでやがる
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色 - すっごく!!面白いッス!!!それにこんなに長く続けてくれている方は初めてで長く楽しめるのが嬉しいッス!!!主人公ちゃんの秘密とかすごい気になるし、このくっついてそうでくっついてないところとか、すげえキュンキュンくるッス!!!俺、感動ぅ(´；ω；｀)って感じッス!! (8月2日 21時) (
レス) @page34 id: 9c759aa54d (このIDを非表示/違反報告)
さくら（ふぶきち）(プロフ) - 夢さん» 思い出して貰えてとても嬉しいです……更新頻度も展開も未だ亀ペースでホントに申し訳ない……また遊びに来て下さい！ (2023年5月5日 0時) (レス) id: 8478d38e5a (このIDを非表示/違反報告)
夢 - コナンくんの映画を見てこの夢小説をまた読みたくなって一気読みしましたwこれで10週目くらいです…毎度毎度きゅんきゅんが止まりません！！！更新無理なさらず頑張ってくださいね！ (2023年4月21日 7時) (レス) @page25 id: 4569fd3783 (このIDを非表示/違反報告)
さくら（ふぶきち）(プロフ) - ユナ＠前垢消えたさん» 一気見お疲れ様です。そして嬉しいです、ありがとうございます。 (2023年4月20日 21時) (レス) id: 82d53c230a (このIDを非表示/違反報告)
さくら（ふぶきち）(プロフ) - 紅葉さん» ありがとうございます。私としても、大変光栄なコメントありがたく感じています。今後も更新頑張っていきますね。 (2023年4月20日 21時) (レス) id: 82d53c230a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2022年5月29日 0時
