【名探偵コナン】自宅にカチコミされるとか聞いてない【ギャグ/赤井秀一】

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　どうも、神崎Aです。
　帝丹高校で２年生してる傍ら、最近色々とやっております。具体的には同級生が縮んでる事を隠したり同居人が変装してる事を隠したり、後はまあ過去話etcをチェケラッチョという事で……
　
　取りあえず今は！！
　顔も見えないチャラ男にナンパされてる真っ最中！！
　って事だけ把握してくれればいっかな！！


「(いや出オチかまし過ぎでは……ブレーキイカれたんか？)」
「か〜わい子ちゃんっ、そんな急がないでオレと遊んでよ〜♪」


　部活だったり用事で休みだったり買い出しだったりと忙しいJKトリオと別れて一人になった矢先にコレですよ。不運とかいうレベル超えてると思いますハイハイ厄日厄日


「つかダメだろ？こんな路地裏入った上にすぐ抵抗しないとかさ」
「いや腕引っ掴んできたのそっちですよね！？……一応聞きますけど、何か用です？というか誰？？」
「アッこの見た目に対して臆す素振りゼロ？度胸というかガッツ凄いね……」

　
　黒マスクで黒フード、というか全身ほぼ黒。そんな分っかりやすく怪しさ100％の輩に危機管理のお説教されるの本当に訳が分からないんですが……？？怪しさなら秀さんとかジンとかといい勝負だよ顔面見えないけど
　

「──ま、キミがそういう子じゃなきゃ俺は死んでたんだけどな」
「え？」


　適当に顎でも手刀で狙ってからビルの屋根にでもよじ登ろうかと思ってた時、不意に浮ついた声がガラリと変わった。この声どっかで聞いた気が……


「って、ちょっとあの、いきなり何を？」
「気を付けろ。つけられてる……それも一人や二人じゃないぞ」
「へ」

　
　肩に手を回された直後、ダッシュでどんどん薄暗い路地裏の奥に突き進んで行く。
　さっきまでいた通りからは「クソッどこ行った？」「探し出せ、逃がすな！」とかいった焦り声がうっすらと聞こえてきた。


「どっっどどどゆ状況ですか！？何コレ！？？」
「どゆもなにも、多分まだ序の口だぜ？」
「ホァ！？」


　フードに隠れて見えづらい視線が辺りを一巡した。不意に、真っ黒なマスクが顎までズラされる。
　爽やかなイケメンフェイスが、こっちを向いてニッと笑った。


「ごっ……ごご、後藤さん！？」
「よっ。話は後な♪」

　
　「んじゃ早速行きますか！」と久しぶりの挨拶もなく脳内理解も追いつかないままに鞄を奪われ体を担がれ、裏路地を抜けた先の高級そうな外車に放り込まれた。

　
(へ、あの、どこに？)
(どこって決まってんじゃん、君ん家！)
(……ハイ？？？)
★Next──!

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2023/06/11

気づいたら時間飛んでやがる

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