北川第一出身の無気力系オカンは可愛いらしい4

不確定要素=普通 ページ32

その後も試合は続いて行く


勿論、その間俺も観察はやめてはいないけど

正直この観察に意味があるのか分からない




だって条善寺は


その場の"ノリ"と"気分"で攻撃を仕掛けてるでしょ




読めない、規則性が全くと言えるほどないから。



菅原さんがさっき言った、


「体育ですげぇ運動神経高い奴と試合してるみたい」


という考えはマジで正しいと思う



型に嵌ってない戦い方、

というか半分、ほとんど遊びの感覚でやってる




"俺には"理解のしようがない





条善寺3−烏野1




ﾋﾟｰｯ




照島「ラッキー☆ネットイン！」








田中「こんっ、ニャロッ！！」



「田中ナイス！」





"俺だったら"、理解できない


"俺だったら"、あんな必死にボールを追いかけない






俺だったら





「おーナイス反応！でも繋がらないかー…」






ｷｭｷｭｯ




「「！？？」」





「飛んだっ！？」




「ナイス日向ッ！」



谷地「あっ、危ない！！」





「ぶつかるっ！」




ﾄﾞｯ






「スっ、スパイダーマンだーっ！！！」







ﾄﾞﾊﾟｯ



「ナイスレシーブ西谷！」






「＿＿うしろっ！下がれっ！！」








＿＿…ﾀﾝｯ





「うおーっ！！」



「返したーっ！！」





菅原「運動能力が高くて

何やらかしてくるかわかんない奴、



そういうの烏野(ウチ)にも居たな」




アレを理解は出来ないけど

別に俺がそれに合わせて理解する必要は無い



だって同じような種類の人間がウチに居るから




目には目を歯には歯を




馬鹿には馬鹿を


野生児には野生児で




烏養「…どっちが最後まで遊び倒せる(・・・・・)か


勝負だな」









『てことで俺、もう観察やめてもいいですか？』


烏養「楽しようとここぞとばかりにお前は…」

強さ→←生理的に無理

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