執着 ページ23
光輝「てかA弟くんと知り合いなの!?
あと同じチーム!!?」
『…それ言ったらそっちもだけど』
明光「逆に今まで知らなかったのが不思議だな笑」
月島「しかもどっちも同級生で同じチームとか…」
改めて考えると今まで気づかなかったの
ほんとにおかしいな
蛍と俺が互いにあんまり主張したがらないタイプだし
それも原因だとは思うけど
____
((ドバチッ
「おー!ナイスブロック!!」
光輝「Aナイスドシャットー」
明光「いやー、Aくん上手いなー」
光輝「だろー?」
やっぱ相手社会人だし、ブロックするの結構痛い
パワーが全然違うし腕ジンジンする
赤井沢「なんだなんだぁ!
ヒョロっこいのにやるじゃねーか!森夜弟!」
『どうも、』
この人のスパイクも強いから嫌なんだよね
でも攻撃は結構単純で
感情で打つタイプだから読みやすいし停めやすい
月島「…」
___
俺はスタミナ的に1度休憩中
コートの外からゲームの様子を見る
((ドガッ
「赤井沢さんナイスキー!」
蛍はブロック率あんま高くないな
赤井沢さんの時は特に、
…………。
『蛍』
月島「?」
『手、出して』
それより先にこの突き指を固定しよう
−−−
月島「ねぇA」
『何、』
蛍の指を固定して
箱の中にテーピングテープを戻す最中
後ろから話しかけられる
月島「Aはブロックする時、何考えてる?」
ブロックする時…か、
『…その時にもよるけど基本
"どのタイミングで上に跳ぶか"考えてる』
月島「!」
『相手の攻撃の様子見るのは勿論、だけど
助走の歩数とその歩数で相手が跳べる高さとか
レシーブ乱れたら攻撃パターンが変わるとか
まあ、いろんなこと考えてるよ』
『ドシャットしたいならタイミングは大事だと思う
相手が跳んで打ち込む瞬間、
"ブロックで俺にとって1番上に居る"のが1番理想』
月島「…」
『…でも、』
月島「?」
『MBとしてはちょっとアレかもだけど
俺は別にドシャットしたいとは特に思ってない』
『確かにブロッカーなら相手のスパイク
全部止める勢いの方がいいかもしれない
でも、それを100%成功させるのなんて難しいし
俺は自分が止めることより
相手に精神的負担を与える事と
こっちのコンディションを上げる事を優先してる』
.
『俺に出来るの、これくらいだから』
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翠(プロフ) - 初コメ失礼します!続き書いてくれたら嬉しいです (2月18日 20時) (レス) @page33 id: da5e5394f5 (このIDを非表示/違反報告)
白狼 - 俺はこの作品が大好きです!続き待ってます (8月28日 18時) (レス) id: 10bfa09e08 (このIDを非表示/違反報告)
雷 - 俺も続き待ってます (2022年10月17日 8時) (レス) @page33 id: 363e1f2f27 (このIDを非表示/違反報告)
みどりしろあか(プロフ) - もう続き書かないですか? (2021年11月2日 7時) (レス) id: 3269a0d758 (このIDを非表示/違反報告)
水無月輝(プロフ) - これはただの独り言ですが、出来れば続きを書いて欲しいです。 (2021年5月22日 23時) (レス) id: 4a91e17161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘党組 | 作成日時:2020年10月3日 18時