第90話 渋谷事変�� ページ42
必要とされるのは五条悟の脳内時間で1分
夏油「"開門"」
ﾋﾟｼｯ
ﾄﾞｷｭｯ
ﾄﾞｷｭｯ
獄門疆が開かれ、その中心には大きな眼
五条悟が動き出す前に動くのは
夏油「や、悟」
五条「は？」
夏油「久しいね」
かつて、自らの手で去年殺した親友
五条「(偽物？変身の術式？
＿＿＿＿本物……！！)」
確かに殺した自分の親友
普通なら生きているはずがないのだ
だが、彼の持つ六眼が
全ての可能性を否定する
そして五条悟の脳内に溢れ出す
3年間の青い春
刹那、だが彼の脳内では1分などとうに＿＿＿＿
ﾄﾞｷｭﾄﾞｷｭｯ
ﾄﾞｷｭｯ
五条「＿＿＿っ！！(やられた！！)」
その隙に、五条悟は獄門疆により拘束される
夏油「だめじゃないか悟、戦闘中に考えごとなんて」
五条「(呪力が感じられない
体に力も入らん
………詰みか…)」
固定された状態で五条は冷静にそう考えた
そして次は、自身の中での疑問を
五条「で、誰だよオマエ」
確かに数秒前、彼の眼は夏油傑の存在を認めた
彼は正しく夏油傑本人であり、
擬態でもなんでもない
しかしそれでも
夏油「夏油傑だよ。忘れたのかい？悲しいね」
五条「…肉体も呪力も、この六眼に映る情報は
オマエを夏油傑だといっている
だが
さっさと答えろ！！
オマエは
誰だ！！！」
彼にとっての親友、夏油傑とは"別人"だった
夏油「キッショ
なんで分かるんだよ」
恐ろしく歪められたその顔は笑っている
夏油傑？は頭にあったツギハギの糸を外す
彼がパカリとそこを開けば
中には口の着いた脳みそが入っていた
五条はそれを見て一度歯をギリ、と鳴らす
その様子を他所に夏油傑？は話し始める
夏油「そういう術式でね
脳を入れ替えれば肉体を転々とできるんだ
勿論、肉体に刻まれた術式も使えるよ
夏油の呪霊操術とこの状況が欲しくてね
君さぁ、夏油傑の遺体の処理を
家入硝子させなかったろ」
夏油傑？は頭を元に戻しながら続ける
夏油「変なところで気をつかうね
おかげで楽にこの
心配しなくても、封印はその内解くさ
100年…いや、1000年後かな
君強すぎるんだよ
私の目的に邪魔なの」
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マリア - もう、何度も何度も読み返してます。本当にこの作品を愛してます。成り立ちも、感情描写も凄く繊細で美しく、引き込まれました。これからも、この作品を愛し続けます (7月16日 22時) (
レス) id: 3821b6efdb (このIDを非表示/違反報告)
じゅじゅオタ - もう神作すぎるんだが……。この作品愛してる (2022年12月23日 23時) (レス) id: 96baaba9fd (このIDを非表示/違反報告)
じゅじゅオタ - え？絵も話も最高なんだが？あなたは神ですか？え？？？ (2022年12月23日 23時) (レス) @page37 id: 96baaba9fd (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - これからも頑張ってください！ (2022年7月17日 12時) (レス) id: 5ace0f76be (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - イラスト上手過ぎ!!影の部分も細かい線や色使いも凄く丁寧に描かれていて凄いです!!話もしっかりまとまっていたり面白いところやシリアスなところが分けられていて今まで読んだ中で一番のお気に入りです! (2022年7月17日 12時) (レス) @page5 id: 5ace0f76be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘党組
x他1人 | 作成日時：2021年2月20日 20時
