蝶の舞う呪い5【呪術廻戦】

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『真面目とかそういうのは関係ないです


親を奪った者として責任を取るのは当然でしょ


…あの頃の椿はまだ乳児だった

親が必要な状態だったんです』





伏黒「…」






『最初は椿を生かす事に反対も多かった

親が罪人だからです


でも親と子の罪は関係ない。


親は親、子は子、単体の別の人間である時点で

この子が罪を背負う必要は0と考えました



だから生かしたことに後悔はない』





閃「A様…」






彼女の話し方から椿の事を

どれほど大事に思っているのか直ぐに理解出来た



椿が生きているのは彼女のおかげとも言え


彼女のせいで親を失ったとも言える




それはどちらも変えようのない事実だが

椿はAを恨んだりはしていない



寧ろ自分の親が糞である事を

自ら屋敷の人間から聞いているので


Aの降した決断を間違いだと思っていない




彼も親に対する愛は0に等しかったのだ




その愛は全てAに全振りされている







『…だから一方的な頭ごなしな否定とかやめてよね


死ぬのは決定事項で、

椿の為にも、この家のためにも、私の為にもなる


私がそれなりに考えての結果だから。


答えに駄々こねていいのは子供だけよ』






虎杖「じゃあ俺子供でいい」





『え？』





彼女が反論させまいと話を完結しようとしたその時、

虎杖がAに何とも不思議な返答した



A以外もポカンとした顔で虎杖を見ている







虎杖「蝶狐が死ぬの嫌だから、俺子供になる」




『は？ちょっと何を』






虎杖「やだ！！蝶狐は死なせない！！」




『え、ちょ』






伏黒「…じゃあ俺も」




『はぁ！？恵まで何言って』






釘崎「A、私達子供に戻るわ


お姉ちゃんとして面倒見なさいよね！！」






『っだからアンタら何を…！！？』






高校生が3人揃って駄々を捏ね始めるという

意味の分からない状況になってしまい、


Aは勿論困惑する




閃と五条はAの困惑も視界に入り爆笑し始めた



そしてまさかあの伏黒まで混ざるとは思わない








閃「良い、ご友人を…っ持ったじゃないですかっっ」



五条「アッ↑ハハハハハっ！！悠仁最高！！！笑」






『笑っとらんで止めんさいや！』

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