蝶の舞う呪い4【呪術廻戦】

第69話 豹変と驚嘆 ＋ ページ13

虎杖の発言に３人は驚いて振り返った




虎杖「…あれ？違った？」





伏黒「…」




釘崎「…」






五条「…意外だねぇ、あのAが

悠仁に家の事を話したのか」





虎杖「？」





五条以外の2人は変な顔をして虎杖を見た




「なんでそんなこと知ってんだ」

という顔をしている



それもそのはず


虎杖は非術師だった為に


蝶狐家の事は知らなくて普通、

知らない事が当然なのだ






虎杖「…あぁ、でもアレは

俺が気ィ使わせちゃったっていうか」




どこか悲しそうな、申し訳なさそうな顔をした虎杖に

周りは不思議に思い


その言葉の続きを問おうとした





…問おうと、した







「ﾜ"ﾝｯ！！ﾜ"ﾝﾜﾝｯ！！！」




「ｶﾞﾙﾙ…ﾜﾝﾜﾝｯ！！！」




「ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙ…ｳ"ｩ"〜…！！」






釘崎「うっっっわ何！！！？野良犬！！？

ハウス！！


ジャーキーやるから帰んなさい！！」




虎杖「デッケェ犬！！スゲェ！！」




伏黒「緊張感！！」





問おうとしたその時、



突然現れた白、黒、茶色の大型犬が


4人の周りを囲んで吠え始めた




どこから来たのか、という疑問もあったが


それよりもこの状況を打破しなければ


歯を剥き出しに

唸ったり吠えたりとこの犬は非常に危険だ




未だに鋭い歯を向け吠え続ける犬に怯える生徒達





そんな中、五条は目の前の


白い犬に向かって歩き出した





釘崎「ちょっ、はぁ！！？」




伏黒「五条先生！！？」




虎杖「先生待って！！危ない！！」





生徒達は口々に五条に声をかけるが

彼はそれを気にすることなく


目の前の白い犬に目を合わせて足を止めた




そしてその頭へ手を伸ばす






五条「久しぶりだね〜"凪(なぎ)"、元気してた？」





「「「は？」」」





五条は平然と犬の頭を撫でて話しかけた






凪「ﾜﾌｯ！」




凪(なぎ)と呼ばれたその白い犬は

さっきまでの形相は何だったのかと


そう叫びたくなるほどにご機嫌に尻尾を振っている



他の2匹もお利口にお座りして尻尾を振っていた




生徒達は流石に困惑してスペースキャット状態だ









そんな中、一人の男が門を開けて現れる






「何方(どなた)ですか」







白→凪(なぎ)

黒→蓮(れん)

茶→岳(がく)


・本家で飼われてるわんこ、皆♂

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