蝶の舞う呪い4【呪術廻戦】

第68話 別 ページ12

釘崎「…ココがその実家？」




五条「うん、そだよ〜」



虎杖「デッケェー…」



伏黒「…………勝手に来て良かったんですか」





現在＿＿…五条、虎杖、伏黒、釘崎の4名は


あの屋敷の前へ立っている




何故このようなことになったのか、

それは今から数時間前まで遡る




−−−




釘崎「ちょっと！！！先生！！！」





五条「んー？

なんだ野薔薇か、どしたの？


そんなに慌てて」





東京＿＿高専内



五条の元へ釘崎が全速力で走って来た




ゼー、ゼーと息を吐いて膝に手を置きながら

五条に顔を向ける






釘崎「A！！

部屋に居ないんだけど！！？


メールいれても既読すら付かないし！！


今日は任務無いはずよね！！？」





そうほとんど叫ぶように言った釘崎に



五条は "あぁ、" と続ける






五条「Aなら実家に帰ってるよ」




釘崎「え？」



−−−


数刻前、Aと同じく休日の釘崎は

一緒に服でも見に行こうとメールを送った




だが、その返信はちっとも帰ってこず、

更には既読すらつかないときた





寝てる？、流石に部屋には居るでしょ


と、部屋へ向かった彼女



Aの部屋のドアを叩いて待つが

またしても返答は返ってこない



痺れを切らしてドアノブを捻れば


鍵は閉まっていなかった




不用心だな

と思いつつも声をかけて中へ入る









勿論、本家に居るAは居なかった




Aが居ないと知った釘崎は大慌て大騒ぎ


何も連絡無しに

居なくなっているという事実に大混乱した




何かあったんじゃ、


と嫌な考えまで頭をよぎる



その考えは五条の返答であっさり打ち砕かれたが。




そして五条から居場所を聞かされた釘崎は

何も言わなかった彼女にちょっぴり怒った



ほんとにちょっぴり




彼女相手には甘いですね





そしてその後五条から



五条「じゃあ皆で会いに行く？」



という軽い発言から

釘崎が虎杖と伏黒も連れて来て


五条の案内と共に今ここに居るのだ






五条「大丈夫、大丈夫ー


僕は昔色々あって本家も普通に入れてもらえるし


場所把握してても全然問題ナッシング！！」




伏黒「いや…そうじゃなくて、

いやまぁそれもあるけど…」





虎杖「？」




苦い顔をする伏黒に虎杖は首を傾げる



そして気付いたように口を開いた









虎杖「蝶狐の家が他の奴らに狙われるから？」

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