蝶の舞う呪い【呪術廻戦】 (ページ10)

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五条「はいはい、君の相手は僕だよ～

あとその蝶は俺のかわいい生徒の虫だからね」

宿儺「この虫を使うやつの名はなんだ

虫と同じ気配はこの辺には無いな

遠距離で操作しているのか？

良い術式だ」

五条「そんなほいほい僕の生徒の

個人情報教えるわけないでしょ

確かにあの子は優秀だけど

君は知らなくていい事だ」

宿儺「チッ、まぁいい

自分の目で探してやろう、興味がある」

宿儺は教えて貰えず

不機嫌そうに舌打ちをしたが

今度は顎に手を当てて楽しそうにに口角を上げた

そしてまた攻撃を仕掛けてきた

宿儺を交わしながら五条がカウントする

五条「7、8、9

うん、そろそろかな」

それを合図に

虎杖の顔や体に刻まれていた模様が薄れていく

虎杖「おっ、大丈夫だった？」

五条「驚いた、本当に制御できてるよ」

そして模様が全て消える頃には

体の持ち主である虎杖が宣言通りに戻ってきた

虎杖「でもちょっとうるせーんだよな

アイツの声がする」

五条「それで済んでるのが奇跡だよ」

五条が虎杖のおでこにトンと触れると

虎杖はガクンと力が抜け

五条に体を支えられた

伏黒「何したんですか」

五条「気絶させたの」

五条「これで目覚めた時

宿儺に体を奪われていなかったら

彼には器の可能性がある

さて、ここでクエスチョン

彼をどうするべきかな」

五条が問いかけると

伏黒は少し考える素振りをして口を開く

伏黒「……仮に器だとしても

呪術規定にのっとれば虎杖は処刑対象です

＿＿でも、死なせたくありません」

五条「…私情？」

伏黒「私情です

なんとかしてください」

伏黒の発言に五条は喉を鳴らして笑った

五条「かわいい生徒の頼みだ、任せなさい」