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その喋の中には
いつも使うパワー重視の桃色の蝶、
先程出した轟々と燃える蝶がいるが
それとは別に
どろりとインクが垂れる様な毒々しい紫色の蝶
水色がかった透明で揺れる度波紋を作る羽の蝶
バチバチと音を鳴らし眩い光を飛ばす黄色い蝶など
様々な種類の蝶が彼女の周りを舞い続けている
『…"
Aがそう言う瞬間にすべての蝶が
特級に向かって突撃していく
ぶつかる瞬間に瞬きせずにはいられない程の光と
耳が痛くなるほどの衝撃音
地響きが永遠と建物内で響き渡る
Aはその音で鼓膜が破れたのか
左耳からタラりと血が垂れる
だがそれでも気にせず攻撃を続けた
そして全ての蝶が突撃していき消滅した後
霧が晴れ始めた頃には
流石の攻撃の連続に回復が間に合わず
少し押され気味の特級
Aはそれを見て目を細め
手を合わせて再び蝶を呼び出す
複数の蝶が周りを飛び始めた時
特級に向かって足を動かした
__ガクン
『__ッ!?』
1歩、と歩みを進めようとした時
Aの膝が折れて床に崩れ落ちる
『(ッマ、ズイ、呪力の使いすぎが今来た…!
立て、立て、立て!
今攻撃を辞めたら意味が!!)』
何とか立ち上がろうと床を腕で強く押すが
少し腰が浮かんでは落ちて
浮かんでは落ちてを繰り返すだけ
特級は身動きが取れなくなったその隙を狙って
Aに向かって走ってくる
周りにいた蝶はAを守ろうと突進して消えていく
『(、避けられない)』
虎杖「あ"あぁぁあ"!!」
『!(虎杖、拳に…呪力がのってる)』
Aの前まで特級が着く、
その時に蝶に守られていた虎杖が
Aの前に出て特級に殴りかかった
虎杖を守っていた蝶はAの方へ戻る
特級は虎杖の拳を楽々と止めた
虎杖「あぁもう腹立つお前!!
(視界晴れたら蝶狐もっとボロボロなってるし!
あの衝撃音俺は守られてたから大丈夫だったけど
コイツは耳から血出てるし!
守られっぱなし!クソ!もう!!
弱音吐くなよ!!男が女子の前で!!)」
完全に守られていた虎杖は自分にキレる
アオーォォン
虎杖蝶狐「『!』」
アオオォォーォン
虎杖「(この…鳴き声は…伏黒の合図…!!)」
響いた遠吠えを最後に
Aに声を掛けて虎杖は宿儺と代わる
虎杖「弱い俺のせいだし余計なお世話だけど頼む
絶対"死ぬな"、蝶狐」
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名無し85578号(プロフ) - 絵うますぎやろ、、、 (1月24日 12時) (レス) @page21 id: cb5a427560 (このIDを非表示/違反報告)
, - アユォさん» そう怒んなってw (9月25日 16時) (レス) id: 459d45f88e (このIDを非表示/違反報告)
アユォ - Rさん» 知 ら ん が な (8月25日 23時) (レス) @page1 id: 58566d1681 (このIDを非表示/違反報告)
翠 - 棘、可愛すぎです!!好き (2023年4月29日 3時) (レス) @page50 id: 6cd5e39845 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - Rさん» pixivならまだしも、、占ツクではよいのでは?? (2022年10月9日 18時) (レス) id: 19cd532bd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘党組 | 作成日時:2020年11月3日 1時