蝶の舞う呪い【呪術廻戦】

第4話 鉄骨娘 ページ17

『名前は？』


虎杖「え？あ、虎杖！虎杖悠仁！仙台から！」




『……そう、私は"蝶狐A"

死ななかったら宜しく』



自己紹介が終わり

気が済んだのか立ち上がったAは


ﾁｯﾁｯと口で音を鳴らすと


それに反応して寄ってきた猫を抱き上げた



虎杖「すげぇ懐いてる…」


五条「Aは生き物に好かれやすいからね〜」



五条の言葉にそうなんだと返しながら

今度は隣に居る伏黒に聞いた



虎杖「なぁ、"チョウコ"ってどういう字？」




伏黒「"蝶"に"狐"って書いて"チョウコ"だ」


虎杖「へぇ〜なんか綺麗な名前…」



五条「蝶を使うAにぴったりな名前だよね


Aー！そろそろ4人目迎えに行くよー！」

＿＿＿

場所は変わって＿原宿



伏黒「次はなんで原宿なんですか？」



五条「本人がここがいいって


ほんとなら先に合流するはずだったんだけど

電車が遅れてね、

だから先にAと合流」



虎杖「アレ食いたい！ポップコーン！」


伏黒「Aはぐれるなよ」


『うん』

−−−

「ちょっといいですかー

自分こういうモノなんですけど、


お姉さんモデルのお仕事とか興味無い？」



「急いでるんで…」


歩く女性に声をかける一人の男性

スカウトしようとしているようだ



「話だけでもぉ〜」


ｶﾞｯ




「ちょっとアンタ」


そこを遮って話しかけた一人の女性






「私は？」


「(ワタシハ！？？)」




「モデルよモデル

私はどうだって聞いてんの」



「いや…あの今急いでるんで」


まさかの自分を推薦してきた彼女に

スカウトをしていた男性もたじたじだ



虎杖「俺達今からアレに話しかけんの？

ちょっと恥ずかしいなぁ」



伏黒「オメェもだよ」



変なサングラスに

両手に食べ物を持った虎杖に


伏黒はイライラしながら文句をつけた



五条「おーいコッチコッチ」


その声で男性に絡んでいた女子生徒は3人の元へ来た



釘崎「"釘崎野薔薇"

喜べ男子、紅一点よ」


伏黒「(ウザ…)」




虎杖「俺、虎杖悠仁、仙台から！」


伏黒「伏黒恵」


2人が自己紹介した後


じとーっと2人の顔を見て

環境に恵まれないと溜息を着く釘崎



虎杖「人の顔見て溜息ついてる…

てか紅一点って言ってももう1人女子居るからな！」



釘崎「？居ないじゃない」


伏黒「さっき10分前くらいにトイレ行って…」






「「「……。」」」

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