初めまして、新しい私。

P2:始まりの出会い ページ5

〜7年前〜



私は友達の家に遊びにいく約束をしていた。


高校入学すぐに出来た友達で、とても気が合いどこか流行の波に乗り遅れている私と一緒に遊んでくれる。


そりゃもう、天使の様な娘さんなのだ。(真顔)



……それにしても……


『これは一体どういう事だい…？』


あまりにも人が多い。

何かあったのか……？

元警察官の血が騒ぐねぇ……。
と、よく見てみるとパトカーや警官らしきものがうじゃうじゃいた。


人混みを掻き分け掻き分け……警察の近くに行く。

すると少し偉そうな警官が無線で何かを怒鳴っていた。



「おい!!爆弾はどうなった!?」


爆弾!？


…………なるほど。

じゃあこの人達は避難させた人達とギャラリーか……。



それにしても、
大声でこんな民衆に聞こえるように怒鳴っていたら余計に民衆の不安を大きくする……。


『警察失格。(ﾎﾞｿ…』


私は小さくそう吐き捨てて、横目でそいつを睨み、人混みの外へ抜けていった。



『…さて。あの子は大丈夫かねぇ…。』



そう。私の一番の心配の種は、私の親友だ。

あの子はどこか抜けているからまだ部屋にいるとか………。




……あり得る。



なんて事を考えて背筋が少しブルッとした。

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