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episode3 ページ3

2年前、1本の電話が私とはじめの運命を変えた

後悔してもしきれず
あの時の自分を今でも恨んでいる







「Aさん、こちらです」


指定されたカフェに行き
入口で店内を見渡すと私を呼ぶ声


「すみません、お呼びしてしまって」

『いえ・・・それよりご用件は・・・?』


無駄話をする相手ではない
呼び出されたことに皆目見当がつかないわけでもない


「はじめには何も言わないできて下さい」って言われたから
だから1人で東京までやってきた


「では単刀直入に・・・はじめと別れてください。彼はこれから更に飛躍する。そこに女性問題はご法度なのはご理解いただけますよね?これは会社からのお願いです」

『・・・お願いですか・・・では拒否する事は出来るのですね?』

「いいえ、申し訳ないがAさんに拒否する権利はない。拒否したらこの後はじめは潰される」

『え・・・』



潰される?
所属している会社から?
日本一なのに・・・?


私は自分を犠牲にしてでも
はじめには幸せでいて欲しいと願っている
はじめも逆も然り


はじめしゃちょーを潰すわけにはいかない
だったら答えはひとつしかない


ティーカップを持つ手が震える


『お話はわかりました。1週間だけ待ってください・・・』




そう相手に伝え私は急いで席を立ち
静岡に戻った

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shin(プロフ) - ヒナさま。コメントありがとうございます!!しかもこのお話を大好きだと仰って頂き・・・本当に嬉しいです!喜んで頂けるお話になっているか若干不安ですが最後までお付き合いください(^^) (2020年7月5日 22時) (レス) id: 12cee489da (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - このお話すっごく大好きで、いつも楽しみにしています。これからも頑張ってくださいね!! (2020年7月5日 22時) (レス) id: 62db8c85b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shin | 作成日時:2020年6月26日 7時

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