彼氏特権(otojya) ページ35
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▽噛みぐせ続編
一通り実況が終わりリビングに戻ると、ソファに沈んで静かに寝息をたてている彼女。
最近忙しそうだったからなあ、疲れてるんだろうなと傍にあったブランケットをかけて…なんとなく近くにいたくて隣に座ってみる。
起こさないようにそっと。
ん…っ、と身動ぎしつつも起きる気配はなく、顔にかかった前髪を耳にかけてあげて。
こんなにまじまじと顔を見たのは久しぶりかもしれない。すっぴんだあ、彼氏特権。
仕事帰りに迎えに行ったりするけど、その時はメイクしてるから。
あ、でも仕事中のバッチリメイクも好きだけどね。戦闘モードって感じで。
「…無防備に寝てくれちゃって」
何されても文句言えないですよー、と小声で語りかけながらAの頬を撫でて。
そういやこの間も会社の後輩くんに告白されかけてたなあ、俺が我慢ならなくて声掛けちゃったから未遂に終わったけど。
まー、本当に大人気ない。反省。
でもさあ、それだけAの事になると冷静で居られないんですよね、困ったことに。
放っておかないよねえ、会社の人とか特にさあ、毎日会ってる訳じゃん？どう考えたって人気だもん、この人。
はあ、と短いため息を吐けば、Aの目がパチリと開いて。ふふふ、と笑われた。
「なーんて顔してんの」
「彼女が可愛すぎて心配なの」
俺結構本気で言ってるんだよ？と言えば、馬鹿言わないの、と頬をつねられて。
そのまま引き寄せられる、ちょ痛いんですけど。
「ちょ、Aさん痛…っ」
「あまりにも貴方がわからず屋だから」
わからせてあげないといけないかなって思って。そう微笑みながら、顔が近づいたかと思えば、軽い感触とリップ音。
全然足らないんだけど、どうしたらいい？そう首を傾げる彼女の破壊力たるや。
あー、もー…本当叶わない。
どうなっても知らないからね。
彼氏特権
(待って、無理。我慢できない)
(ん、っ…！ば、かあ…っ)
(いいね、その声。もっと聞かせて)
気がつけばこの設定が続いてたので、続編表記を追加させていただきました。
睨めっこ、噛みぐせ、彼氏特権。
書きやすいから続いちゃうかも。
気づいたら7000hit？！
ありがとうございます。
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tokiiiii(プロフ) - くるるさん» ありがとうございます…！！天を仰ぐ…？！えっ、嬉しいです…！最後のお話は書くのに割と難航した記憶があるので、そう言っていただけると安心します。また更新する予定ですので、しばしお待ち下さいね！ (2022年1月28日 16時) (
レス) id: 1acee39900 (このIDを非表示/違反報告)
くるる(プロフ) - 最後が最高すぎて天を仰ぎました😇ありがとうございます！！ (2022年1月26日 22時) (レス) @page18 id: 71ebbc7488 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - tokiiiiiさん» きゅんとするような感じが疲れ吹き飛びます！生み出すのがお上手;)更新楽しみにしてます！ (2021年5月31日 19時) (レス) id: d07ed213ea (このIDを非表示/違反報告)
tokiiiii(プロフ) - ちぃさん» ありがとうございます！え！嬉しい！告白は初めてです、嬉しい照れちゃう〜！！ (2021年5月31日 7時) (レス) id: 459624764f (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 全部いいです。全部好き！好きすぎてtokiさんが好きです！！！ (2021年5月30日 23時) (レス) id: d07ed213ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：toki | 作成日時：2019年11月20日 22時
