六話 ページ8
side 小夜
9時に設定したアラームがなって、眠りからさめた。
今日は11時から水瀬と池袋にあるカフェまで行くから準備をはじめる。
スキンケアと歯磨きを終えて、メイクをする。
もともとメイクはしていなかったんだけど、蘭ちゃんから定期的にイブサンローランの化粧品をいただくから、いいものは有効的に使わないともったいない精神で、化粧をするようになった。
今日は春一番の快晴。UV効果のあるカラーコントロールの下地にリップ、アイメイクは、、、アイラインだけでいっか。
ストレートアイロンを温めているとスマホがなった。
画面には”竜胆”。
「はい。もしもしりゅうちゃん?」
『小夜。今日暇?』
「今日は今から水瀬と出かけるの」
『またあいつか、、で、今日はどこいくんだよ』
「池袋の最近できたカフェだって」
水瀬は某ラップアニメ?にはまっているらしく、行きつけのデパートの近くのカフェがその某ラップのキャラクターとコラボしたんだって珍しくテンションが上がっていた。
ちなみに水瀬はジュクジョらしい?
「りゅうちゃんは?なんか用があったんじゃないの?」
『あーいや、小夜が空いてないんならいいわ。帰るとき連絡ちょうだい、迎えいく』
「何時になるかわからないし大丈夫だよ」
『東京は今てっぺんが不在だから治安がわりぃんだよ。俺がいなきゃ守れるもんも守れn「りんどーちょっくらこの間の身の程知らずに喧嘩売ってきた野郎どものチームのアジト特定したから締めいくぞぉ」、とりあえず、なんかあったら連絡しろ。約束な』
そういって最後のほうは早口にこちらの返事も待たずに切られた。
多分締めに行くなんてマイナスな言葉を私に聞かせたから焦ったんだろうなぁ。
二人が不良なの知ってるし、りゅうちゃんの喧嘩なんて見たことあるのにね。
りゅうちゃんは水瀬が合気道経験者で強いこと知っているけれど、女の子だからか、あまり信用していないみたい。
そもそもこれまでも絡まれたことなんてりゅうちゃんと付き合ってからは片手で数える程度しかないのに、りゅうちゃんは心配性がすぎる。
時間を確認すれば、今家を出たところで余裕で間に合う。
水瀬はきちんと約束の五分前にはつくから、早めにでよう。
あ、
服パジャマのまんまだ
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作者名:sss | 作成日時:2022年7月19日 11時