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四話 ページ5

この学校は、午後の授業が終わったら清掃して下校となっている。

月一回のペースで清掃場所が変わるうちのクラスで、あたりの玄関掃除にあたったうちは、周りの
クラスの子が箒を持ちながらもグループになって雑談しかしていないなか、まじめに下駄箱の中に小

さい箒を突っ込んでほこりを取っていた。

今日は帰りにヒトカラでも行くかなぁ

この間出た新曲も歌えるかな

全校生徒の下駄箱を永遠と掃除するこの時だけは、周りの目ばっかり気にしているうちでも頭の半分
どっかにもってかれていた。

だからずっと話しかけられているのに気づかなかったんだ

「あの、、、」

「今日は近いところでいっかな、、いやでもそこのほうが持ち込みだからドリンク代浮くんだよな」

「、、え、っと、すいません?」

「、、無難にジョイサウn、、はっ!、え!?」

横を向いたらなんとびっくり、そこには見たこともない黒髪美女が

胸上までのつややかな黒髪にぽってりした唇、お月様みたいなまる目は透明感あるグレー
色白なほほは自然に色づいている

えーーーー女としていろいろ自信なくすんですけど、、

てか、こんな人学校にいたら、知ってたはずなんだけど、今までどこかくれてたん

どうやら彼女はうちが今掃除していた下駄箱付近に下駄箱があったらしく、要は私が邪魔だったのに
話しかけたけど独り言ぶつぶつ言ってて、途方に暮れていたらしい。

こんな美女の前でなんという失態っっ

腰を90度にまげて勢いよく謝るうちの勢いにも引くような顔はせず、気にしないでとほほ笑んだ


え、女神???


この下駄箱は、、二年の先輩だよね

ん?そもそもなんで今上履きはいてるの、、

具合悪くて早退したけど忘れ物思い出して戻ってきた的な?

考えてもしょうがないか、、二年の教室って棟が違うから二年生と部活以外そんなに関わりないし。


頭の中に残るあの印象深い女子生徒の残像を振り払い、

清掃時間が残り少しであることを確認して、塵取りを取りに行った。

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設定タグ:東京リベンジャーズ , 灰谷竜胆 , 灰谷兄弟   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:sss | 作成日時:2022年7月19日 11時

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