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さんじゅーに ページ33

女子と歩く姿がフラッシュバックし、ふつふつと嫌なものが湧き出て来る。顔を見てないのをいい事に、思ってもないことをつらつらと言ってしまう



反論しない2人を不思議に思いそっと顔を上げると
傷ついたような表情をした蘭と竜胆





『…ッ』
言い過ぎた…
そう思ったけど引きたくない私は朔月さんの手を引いてひたすらに走った













『ごめんなさいっ!!!』


朔月さんに必死に頭を下げる


朔月「全然、俺は大丈夫!むしろあんなこと言って貰えて嬉しいよ」


優しい笑顔を向けてくれる朔月さん
巻き込んでしまったことで罪悪感が溢れる



『私本当は、あの2人が大好きなんです。でも、他の女の子連れて歩くしモテるし…少しでも嫉妬してほしくてあんなこと…』



『大っ嫌いって言っちゃったっ…本当は大好きなのに。二人共悲しい顔して…謝らないと…』



嫉妬してほしいだけなのに上手くいかない
朔月さんは俯く私の頭を優しく撫でてくれた



朔月「Aちゃん謝る必要ないんじゃない?」


『え?、』


朔月「むしろ嫉妬作戦大成功じゃん!現にほら柄悪くなるほどキレてたし」



愛されてるねと言う朔月さん


朔月「あの2人はきっと素直になれないタイプなんだろうね
まあ、いつもやられっぱなしならたまには意地悪してあげないと!男はそういうの好きだから」



ウインクしてくるお兄さん
え、世の中の男子って意地悪してほしい人ばっかなの?まさかM?




そんな話をしているといつの間にか夕方になっていた









.








皆で集まりシャワーを浴びて洋服に着替える
私は帰る準備を早く終わらせお店で集めた貝殻でブレスレットを作ってもらった
いつの間にか周りには海の家の店員しかおらず男女皆で帰路につく


麗奈「めっちゃ楽しかったぁー!」



梓「今日一日でだいぶ焼けた〜」



那月「てかあれ?A灰谷兄弟は?」



『いや、私は‥逃げたから知らない』



麗・梓・那「え、逃げた??」
どういうこと?と?を浮かべる3人だった



梓「あー、でも途中で帰ってたの見たよ。A引きずってでも帰るかと思ってたのに」



珍しいと言いながらこっちを見る梓
反射で目をそらしてしまう
(絶対気づいてる!!!!!!)



帰路途中の分岐で私一人になるため朔月さんが家まで送ってくれることに

『送ってもらってすみません』


朔月「全然、女の子を1人で帰すわけにはいかないよ。にしても楽しかったね!」


『はい!楽しかったです!』

さんじゅうさーん→←さんじゅういち



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よるくん(プロフ) - とても面白くて一気に読んでしまいました!続きも期待しています! (2022年7月13日 17時) (レス) @page36 id: d154af978e (このIDを非表示/違反報告)
でんでん。(プロフ) - 雷亜さん» ありがとうございます!はい!頑張っていきますので、よろしくお願いします( . .)" (2021年8月15日 1時) (レス) id: f6127465a5 (このIDを非表示/違反報告)
でんでん。(プロフ) - 愛月咲良さん» すみません、非表示なってました( ; ; )教えてくれてありがとうございます! (2021年8月15日 1時) (レス) id: f6127465a5 (このIDを非表示/違反報告)
愛月咲良(プロフ) - 31ってどこでしょうか…??? (2021年8月15日 1時) (レス) id: 4a6d894003 (このIDを非表示/違反報告)
雷亜(プロフ) - 試験お疲れ様です!これからも更新頑張って下さい! (2021年8月13日 17時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:でんでん。 | 作成日時:2021年7月1日 2時

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