9話 ページ10
sideA
3日ぶりに学校来た。
前の席にりんちゃん。
らんちゃんは自分の席。
らんちゃんの膝上に私。
「灰谷来てる……」
「絶対に蘭くんとこに来るよね……」
らんちゃんあったかい……
竜胆(眠そ〜、かわいい。)
蘭(かわいい。)
「灰谷兄弟〜、妹起こして自分のクラスに行かせろ〜。」
蘭「は？やだし。」
「灰谷弟も見てないでなんとかしろ。」
竜胆(うざ。)
「授業置いてかれるだろ。」
蘭「いいもーん。Aの好きにさせろし。」
「社会に出られんだろ。」
蘭「Aを社会に出す必要ねぇもん。」
「お前……相当重症だな……」
蘭「な、竜胆。」
竜胆「俺らが守るから別に大丈夫。」
「妹想いもここまできたら病気だな……」
起こされて追い出された……
らんちゃん機嫌悪くなったけど。
りんちゃんも追い出された。
竜胆「あんの野郎……」
A「らんちゃんまたね〜。」
廊下から呼ぶ。
蘭「A〜…」
なんか聞こえた……
A「きたよー。」
「灰谷、遅刻…っと。」
来てるだけマシだよ。
「灰谷さんおはよ〜。」
「A、久しぶり〜。」
A「久〜。」
女子とは仲良いんです、実は。
オトコは嫌い。
勉強だる〜。
頭は良いんだよ、こう見えて。
体育もだるいな〜。
A「らんちゃーん！りんちゃーん！」
グラウンド出たので呼んでみる。
蘭「A〜♡」
あ、らんちゃん。
竜胆「お〜。」
りんちゃんも手振ってくれてる。
「灰谷先輩だ……」
「Aっていいよね〜。カッコイイお兄ちゃん2人もいて。」
A「カッコイイ？」
カッコイイのかなぁ？
まあそこら辺のオトコよりはカッコイイけど……
蘭「A〜。」
呼ばれたから振り向いて手を振る。
あれ、りんちゃんいつの間にか居ない…
竜胆「A。」
あれっ。
A「りんちゃん！」
ほっぺムチムチされてる…
竜胆「Aたち何やるの？兄ちゃんはバスケするんだ。」
りんちゃんも体育なんだ！
A「サッカーだって。」
竜胆「ケガすんなよ。」
A「しないよ〜。」
心配性だなぁ。
蘭「兄ちゃんもまーぜて。」
あれっ！？
竜胆「兄ちゃん！？」
A「らんちゃん！」
蘭「A、らんちゃんが髪やってやろうか〜？」
！
A「やってやって！」
わぁーい！
竜胆(いっつも兄ちゃん！ずるい！)
蘭(やべー、嫉妬してる竜胆かわいい〜。)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2023年3月9日 14時
