8話 ページ9
sideA
竜胆「これとこれ何が違うの？」
A「んー？色違うんだよぉ？」
あれ、そういや
A「りんちゃん、らんちゃんいなーい。」
竜胆「トイレだって。」
そっか〜。
竜胆(嘘だけど。兄ちゃんめちゃくちゃキレてたなぁ。)
A「りんちゃん、Aはピンクとオレンジだったらどっち可愛い！？」
竜胆「んー。」
めちゃくちゃ真剣に悩むじゃん…
竜胆「俺はこっち。」
ピンクだった。
A「りんちゃん買ってくるね。」
竜胆「買ってきてやる。」
え、でも…
竜胆「Aは兄ちゃんの隣に居ろ。」
A「はぁい。」
りんちゃんは過保護。
らんちゃんより過保護。
らんちゃんは放任主義っぽいけど、
裏でコソコソやるタイプ。
竜胆「A？なんか他に欲しいもんある？」
A「んーん。」
いいのかなぁ、私ばっかり与えられてて。
蘭「竜胆〜。A〜。」
あっ！
A「らんちゃん！」
小走りでらんちゃんに駆け寄って抱きつく。
A「らんちゃんどこ行ってたの？」
蘭「散歩♡」
嘘ついてるけど詮索しない。
頭を撫でる、らんちゃん。
A「らんちゃんだっこぉ。」
蘭「しょーがねぇなぁ♡」
良かった。
眠くなった……
竜胆「眠いかぁ？」
ん……
蘭「らんちゃんに抱っこしてもらって尚且つ寝るの許されるやつなんてAくらいだぞ〜。」
目が……
蘭「寝ていいぞ。」
竜胆「おやすみ。」
おやすみ……
side竜胆
竜胆「兄ちゃん、オトシマエつけたの？」
蘭「俺はオンナだからって容赦しねぇよ。」
兄ちゃんはAと居る時との差が激しすぎる。
多分、集会にA来たらみんな度肝抜かれた顔するだろうな。
A「ん……」
かわいすぎ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ペテン師 | 作成日時：2023年3月9日 14時
