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16話 ページ17

No side

竜胆「てかAと俺ら以外のヤローが近くにいるの想像したらムカついてきた。」

((理不尽!!))

蘭「確かに。」

蘭「でもどうする?集会始まるぜ?」

A「だ、大丈夫だよ!らんちゃんとりんちゃん忙しいってわかってるから…ひ、1人で帰れるよ!」

(健気…) (灰谷たちのこと、ちゃん呼びなんだ…)

蘭「またさっきみたいなの居たらどうする?」

A「…」

竜胆「兄ちゃん、やっと落ち着いてきたのに泣かせないで。」

妹の背中をさすって落ち着かせる。

A「りんちゃぁん…」

竜胆(俺の妹、バカかわいい。)

竜胆「A、兄ちゃんたちは集会するからちょっと離れたとこで待ってて。一緒に帰ろ。」

A「一緒に帰れるの!?」

満面の笑みを浮かべて嬉しそうに前のめりになる姿は愛らしさ全開だった。

蘭「まあ1人で帰らせたり、他の野郎となんかあるよりはマシか。」

妹の頭をポンポンと叩くよう撫でる。

竜胆「ちょっと行ってくる。」

蘭「いい子にしてろよー。」

A「はーい!行ってらっしゃーい!」


小さな女の子はガラケーでメールを送る。

どうやら心配してる友人に無事の報告とお詫びをしているようだ。


春千夜「……」

A(美人さんもいる…)

視線に気づいたのか目線を向けると少女は慌てて背ける。

A(見すぎちゃった…)

集会が終わり続々と人が流れていく。

蘭「A〜、いい子にしてたかぁ?」

A「らんちゃん!」

笑うその顔はどこか幼い印象を覚える。

A(さっきの美人さんもいる。)

竜胆「疲れた?」

A「大丈夫!」


獅音「灰谷ー。幹部で飯行くけど行くかー?」

蘭「いや、帰る。」

竜胆「A、怖くないよ。」

大きな兄の背中に隠れる妹。

鉄太(灰谷A…灰谷末妹だな。)

A「ご飯?」

蘭「A、食いたいもんある?」

竜胆「兄ちゃん!?」

A「……」

下を向いている。

蘭「きょうだい水入らずで飯食おうなー。」

そういうと少女は明るくなる。

A「おなかすいたー!」

竜胆「今なに食べたい?」

A「お肉がいいー!」

蘭「じゃあな。」

妹の左右の手をそれぞれが握り歩き始める。

竜胆「なんの肉食べたい?」

A「焼肉ー!」

蘭「いいセンスしてるじゃん。」


竜胆「兄ちゃん!それ俺焼いてたやつ!」

蘭「早い者勝ちだろ。」

A「ねぇねぇ、りんちゃん。これ食べていー?」

竜胆「もう少しなー。」

少女は夕食を楽しんでいた。

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作者名:ペテン師 | 作成日時:2023年3月9日 14時

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